8話 ページ9
前々から男子とテニスはしていたけれど、やっぱり女子よりこっちの方が楽しいね
桃のダンクスマッシュや海のブーメンスネイク
乾先輩のデータテニスにアクロバティックプレイの菊丸先輩
河村先輩の性格の豹変ぶりには特に驚いたな
大石先輩はかなり周りが見えているし、不二先輩に至っては本気ですらないとか…
……それから手塚部長
まさか部長もアレ、できるなんてね
現在、乾汁だけはなんとか飲まずにすんでいるけれど、死者が大量発生している
不二先輩はにこにこしながら飲んでるけど、あれほんとに大丈夫、なのか？
ミスしなければいい話ってね
赤、黄、赤、青、青、赤…
ラスト、黄色だ
乾｢本当に黄色か、茂野｣
｢ふっ、そんなのに惑わされるわけないですよ！！｣
最後の1本を指定の場所に打返す
おっし、パーフェクトコンボ達成〜ってね
不二｢へぇ、すごいな｣
菊丸｢パーフェクトだにゃ〜｣
リョーマ｢やるじゃんセンパイ｣
今までは1人で黙々と練習することが多かったけれど、みんなとやるのも結構楽しいね
大石｢結局手塚とAは乾汁の犠牲にならなかったな｣
苦笑しながらそういう大石先輩に、乾汁の犠牲者の苦労が伺える
まぁ色がやばかったし、何が入ってんだろうねアレ
｢あ、そーだ。海くん｣
桃｢かいくん！？！？｣
海堂を呼ぶと桃城は吹き出して大爆笑している
海堂｢おい、その呼び方やめろ！｣
｢えー、友達と名前同じだから我慢して｣
海堂｢そういう問題じゃねぇだろ！｣
｢まぁそれは置いといてさ。休憩時間くらい休憩しろよ｣
話し方が変わったことで周りは動揺している
兄さんにも言われたが、どうやらテニスや野球のことになるとこうなってしまう
｢焦ってんのかなんなのか知らないけど、そのままそれを続けてみろ。練習のしすぎで体に負荷がかかりすぎて怪我することになる｣
海堂｢俺の勝手だろうが｣
｢いーやちがうね。自分自身がそうだったから余計に言ってるんだ。私の右肩はこれから先完治は難しいかもしれないと言われていた。それでもテニスが辞めれなかった｣
｢好きなんだ、どうしようもないくらいに｣
｢それを失ったらきっと生きていけない。
時間は有限だけれど、だからといって焦って怪我をしたら意味が無い｣
｢中学生なんざまだまだ成長していく時期だ。
変に無理をしすぎて壊してしまったら元も子もないだろ
これからもテニスがやりたいなら休憩時間くらい休憩しなければならない｣
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作者名：アメリア | 作成日時：2022年2月3日 1時
