2話 ページ3
朝起きてとりあえず今日から学校だと思い、前の学校の制服を着る
正直目立つけど制服届くまでは仕方ないことだ
｢ん、よし｣
鏡で確認して、下へと降りる
｢おはよ｣
挨拶をしてリビングに入ると母さんは何故か行ったり来たりしてる
｢…？真吾ー、母さんなにやってんのー？｣
真吾｢吾郎にーちゃんがまだ来ないんだってー｣
｢あー、兄さんまだついてないんだ｣
はぁ仕方ないな。
とりあえず真吾もお腹空くだろうし、なにか作ろ
遅刻なんてしたくないし
｢真吾ー、ご飯作るから先に顔洗っておいで｣
真吾｢はぁーい！｣
パタパタと洗面所に向かうのを見てから、冷蔵庫に入っていたもので適当に作る
とはいえある程度バランスも考えて作った
真吾｢洗ってきたー！｣
｢ん、じゃあ食べようか。いただきます｣
真吾｢いただきまーす！！｣
まぁまぁかな
真吾｢美味しいよ！おねぇちゃん！｣
｢ほら、慌てずゆっくり食べな。私は先に学校行くからね｣
真吾｢はぁーい！行ってらっしゃいおねぇちゃん！｣
カバンを持って靴を履く
｢……いってきます｣
まだ早いけど、東京まで行かないとだしね
電車でもよかったんだけど、自転車で通うことにした
足腰のトレーニングってとこかな
あれ、もうついた…うわまだ8時にもなってないじゃん
ま、いっか職員室行こ
……んー、あ、あった！！
10分くらい探し歩いた
はぁ…いくら2回目とはいえ緊張するな…
1度深く深呼吸して職員室の扉をノックする
そして返事を待ち中に入ると既に担当の教師はいるようだ
担任｢おー茂野Aだな。まぁなんだ、濃いクラスだが大丈夫だろ｣
｢……。よろしくお願いします｣
ある意味このタイプには出会ったことない、私
みんな鼓膜破れるくらいうるさかったし
30分くらい先生と話をして、クラスへと向かうことになった
担任｢じゃぁお前はここで待ってろーしばらくしたら呼ぶから｣
それだけ言って中に入ってった
いや、適当すぎだろ()
その後15分くらい待ってんだけど、まだ呼ばれない
え、忘れてない？
仕方ない、やるかぁ…
ガラッ！
担任｢うお、あ、忘れてた☆｣
｢いや、忘れんなや。どんだけ待ったと思ってるんですか｣
担任｢すまんすまん☆｣
｢はぁ…まーいーや。九州から転校してきました、茂野A。左投げ右打ち、好きな事はテニスと野球。よろしく｣
担任｢…んじゃ桃城の隣な！｣
いや誰だよ
この人私が桃城さんを知ってるとでも思ってんの
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作者名：アメリア | 作成日時：2022年2月3日 1時
