手にした翼【オリジナル】 (ページ4)

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4，その頃ページ4

その頃黒崎の母親、絲子(いとこ)は黒崎の部屋にいた。
窓が開けっぱなし、落ちている白い羽根、そして何より黒崎がいない。
絲子は「過干渉」であり、本人は普通の学校へ行きたいと言っているにも関わらず深夜まで猛勉強をさせ、偏差値の高い私立中学校へ入学させようとしたり2歳から勉強を教え、
できなかったら叩いたり蹴ったりひどい時は刃物を突きつけるなどの教育虐'待を繰り返していた。
最近も日本一偏差値の高い大学へ入学させようと黒崎に勉強を強要していた。
黒崎が家出をした理由もおそらくこの母親に5割ほどある。黒崎がいなくなっているのを見つけた絲子は
大激怒し、速攻で家中や家の近くの公園、友達の家、そして熊沢菜市街を探し始めた。

5，ショッピングモール→←3，熊沢菜へ。