今日:8 hit、昨日:23 hit、合計:957 hit
小|中|大
26,5日目の始まりと終わり ページ26
また悪夢を見た。半分呆れながら黒崎は目覚めた。
浜野はもう帰って来ていて、時刻は午前10時だった。浜野は黒崎が起きたことに気づくと
「ごめん。もう出てく…今までありがと…」と呟いた。黒崎は驚愕した。
訳を聞いたが何も話してくれずに浜野は出て行ってしまった。追いかけることもできなかった。
なんでなのだろうか。黒崎は自分が何か浜野にしたのかと思ったが、何も思いつかない。
考えれば考えるほどに時間だけが過ぎて行った。
気がつけばもう正午になっていた。とりあえず朝食兼昼食を食べた。
考えることが多すぎて朝食をとっていなかったのだ。
この日は何かを考えるだけで終わってしまった。
黒崎はひたすらに考えることしかできなかった。生まれて初めて自分という存在を憎んだ。
夜になると床で寝た。人生で一番寝つきが悪かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:輪花さん(まむあ) | 作成日時:2023年11月18日 14時