番人さんは秘密をたくさん持っているようだ！＜Take2＞ (ページ41)

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15話前半「番人さんの」ページ41

・牢屋・

〜監獄に入って何日目だろう〜

〜私は気になったらとことん調べる人だけど、毎日過ごしても〜

〜結局引っかかるのはこの単語だ〜

〜エリート級の執事さんが元々住んでいた『自由の国』〜
〜たまにやってくる『サキュバス』さん〜
〜番人さんが前言っていた人物『まりあ』〜

〜そして一番気になったのはやはり番人さんの『名前』〜
〜名前を何故隠す理由があるのだろうか...それが気になる〜

罪人「た、助けてくれぇ！！」
海「うるさいなぁ...じっとしろよ。」

〜あれ、あの人...処刑されるのになんで既に傷が凄いんだ？〜

罪人「俺は死にたくなぃぃ！」
海「隊長の名前とか探るからカラットさんにやられるんだよ。」

〜え、あの傷カラットさんがやったの？うわ、結構酷いな〜
〜それに...あの人、番人さんの名前を探ったって...何でやったんだろ〜
〜ちょっとカラットさんとこ行って、名前と何で罪人をあんな事したのか聞いてみよ〜

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・外・

貴「だからなんで！？」
カ「お前には必要ない話だから」

〜ダメだ。もう10分くらいほぼ同じ質問してる〜
〜カラットさんすっごい口硬いな。秘密主義か？〜

貴「ねぇ、何であの罪人ボコったの？」
カ「...はぁ、めんどくさいなぁ...わかった教えるよ」
〜やっとだ！理由なんだろうな〜

カ「...その罪人が夜中に牢屋に出たらしくてな」
カ「そしたら...そいつ、どんな行動したと思う？」

貴「え、脱出しようと？」
カ「違う。そいつ...俺達の主を殺そうとしたんだ」

カ「...主も消えたかったそうだ。」

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・夜中・番人さんの部屋・

番「...」
罪人「教えろ！お前は一体何者なんだ！」

罪人「名前隠したりとかさ！まるで悲劇の主人公みてぇじゃねぇか！」
番「お前には、関係ないだろ」
罪人「関係ある！俺の家族を殺ったくせによぉ！！」
番「っ...なんの事かわからんな」

罪人「この化け物が！お前なんて消えればいいのさ！！」
番「...じゃあ、消せよ。」
番「さっさとその釘で俺の首刺せば。」

番「消せよ。なぁ、消せってば！」
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カ「結局俺が来て、その罪人は捕まった。」
カ「主は狂ったように笑い泣きをしていた。」
カ「俺はそれが許せなくて...」

カ「そいつを潰れそうになる寸前までボッコボコにした。」