番人さんは秘密をたくさん持っているようだ！＜Take2＞ (ページ23)

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12話後半「悪魔」ページ23

サ「ということで、お坊ちゃん♪なにか手伝えることはなぁい？」
番「えー...？じゃあ、あっこの400番の牢屋から499番までのとこ見てて。以上。」
サ「えぇ？お坊ちゃんは？」
番「俺は別の牢屋見てくるので。」
〜と言い、番人さんはサキュバスさんを置いていった〜

〜ちょっと待てよ、これはチャンスかもしれない〜
〜サキュバスさんもしかして番人さんこと知ってるかも！〜

貴「サキュバスさん！」
サ「んー？どうしたの♪」
貴「お話しませんか？」
サ「あら！私お話大好きよ♪」
〜おお、結構ノリがいいな〜

貴「お話っていうか...質問なんですけど、サキュバスさんって職業なんですか？」
サ「えっと、お坊ちゃんのお母さんの守護人よ♪」
貴「へぇ！じゃあ、番人さんの名前って知ってます？」
サ「それがねぇ...」

サ「あー残念だけど私、知らないのよぉ」
貴「え？！」
サ「お坊ちゃんの名前を知ってるのはたった5人しか知らないのよねぇ」
貴「その5人とは...誰ですか？」

サ「えっとまずはもちろんお坊ちゃん本人でしょ？」
サ「あとお坊ちゃんのお父さんとお母さんで...」
サ「あ！そうそうお坊ちゃんのお気に入りの執事、フックとカラットの5人なの」
貴「なんで5人なんですか...？」

サ「それは...」
カ「いい加減その口を閉じたらいかがでしょうか。」
サ「あら、いつのまに」
〜そこにはちょっとキレ気味のカラットさんがいた〜

サ「そんな言い方しなくていいじゃなぁい♪」
カ「いいえ、貴方はたまに秘密事を守らない場合がありますので厳しくお伝えします」
サ「あら？私の方が年上なの、わかってるわよね？」
カ「ええ、もちろんでございますとも。ですが、年の差は関係ないと思いますが」
〜やば、この2人絶対仲悪い。〜

カ「ルールはしっかり守ってくださいませ。サキュバスさん。」
サ「はぁい...」
カ「では、私はここで失礼します。」

サ「...あの子、お坊ちゃんのことになると、もの凄く厳しくなるのよねぇ」
貴「ルールの事ですか？」
サ「それもあるけど、あの子にはお坊ちゃんとの約束をしてるらしいからね」
貴「へぇ...不思議ですね。」