昔の言葉と今の後悔 ページ41
A「ハァッ…ハァッ…」フラッ
青峰「ッおい!!」ガシッ
A「ま、けた…それに…わたし、さっき…」
青峰「ったく…ゾーン入ったんだよおめーも
にしたって、ふつー怪我の事忘れて
A「ゾ、ゾーン…?私が…?」
青峰「…お前がゾーンに入るとこ、初めて見た
まぁ…入る必要がなかったからな」
A「……絶対勝たなきゃ、って思った」
青峰「!」
A「だって…そうしなきゃお前が…
大輝はまたバスケを嫌いになっちゃうでしょ!?
私がここで勝てば、大輝はまだバスケを好きでいてくれる!!!そう思った!!!」
青峰「…」
A「なのにこんなッ…初めてゾーンに入ったのにッ…初めて大輝に負けてッ…!!
私がッ…!!!
________私が女じゃなかったらッ…!!!!!」
ギュッ…
A「だ、いき……」
青峰「…A、俺は今でも、オレに勝てるのはオレだけだと思ってる」
A「っ…ご、ごめn(((」
青峰「謝ンな。…ンで、これとは別に、お前に言った言葉で訂正する事がある
あの時、『お前が女じゃなかったら、俺が求めていた奴だったかもしれないのに』なんて言って、悪かった」
A「!!!」
青峰「…確かに、お前が男だったら、そーゆー未来もあったかもな
だけど、Aが女だったから
初めて見たお前のバスケが
その強さが
笑顔が
より一層俺にとっては鮮烈だった
そんでそれは、日に日に大きくなって
________気が付いたら好きになってた」
A「ッ!!!」
青峰「だから…自分が女じゃなかったら、とか言うな…」
私は、キセキの世代と呼ばれる天才達に
いつか押し潰されてしまうんじゃないかって
不安で不安で仕方なかった
肩を壊した時、手術をしなかったのだって
バスケを嫌いになったから、なんて言ってたけど
それは半分嘘だ
本当は、肩に爆弾を抱える事で
キセキの世代に勝てなくなる時が来ても、
それを性別のせいにしたくなかったから
爆弾を抱えてるせいなんだって
保険をかけたかった
…こんな風に言ってもらえると思ってなかったから
あーあ…今更後悔しても遅いよな
________手術、すれば良かった、なんて。
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沙羅(プロフ) - 菜3日さん» 自粛期間の暇つぶしになったみたいで良かったです〜!!続編お楽しみに!! (2020年4月20日 18時) (レス) id: ffc833fe08 (このIDを非表示/違反報告)
菜3日(プロフ) - 昨日から一気に読んじゃいました!めちゃくちゃおもしろいです!続編楽しみにしてます (2020年4月20日 13時) (レス) id: fffeedeac5 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - さくみさん» まさにかっこいい夢主にしたかったので、そう言って頂けて凄く嬉しいですありがとうございます!!4もお楽しみにっ (2020年4月19日 21時) (レス) id: ffc833fe08 (このIDを非表示/違反報告)
さくみ(プロフ) - 夢主ちゃんがカッコ良すぎて惚れてしまいます!続編楽しみにしてます (2020年4月19日 19時) (レス) id: 8ec2e6d345 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 未来さん» えええそんな言葉言っていただけるなんて嬉しすぎます…ありがとうございます!!これからも楽しみにしててくださいね!! (2020年4月19日 18時) (レス) id: ffc833fe08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年2月10日 17時