決着は唐突に ページ40
ゾーンに入った者同士の対決____
どちらかがあと一点決めれば終わりなのにも関わらず
互いの矛と矛が強すぎて、中々決着がつかないでいた
だが、その瞬間は突然訪れることとなる
ここで少し話をしよう
ゾーン____それは普段決して発揮する事の出来ない100%のパフォーマンスを引き出す極限状態
いつもより身体が軽く
いつもより相手の動きがよく見える
いつもより調子が良いと
まあ、実際のところそうなのだが…
Aは今まで、ゾーンに入ったことはなかった
入る必要がなかったからだ
キセキの世代と呼ばれた彼らでさえ、彼女の本気を引き出す事はなかった
それが今、初めてAがゾーンに入ったのだ
彼女にとっての"トリガー"____
それは追々分かってくるだろう
それよりも大事な事、それは…
ゾーンとは
自分でも気付かないうちに
自分の身体を支配するものだという事
時にそれは
己の身体を滅ぼす
諸刃の剣になってしまうという事
A「(強くなったな大輝ィ!!後1本で勝ちだってのに、全ッ然勝負がつかねえ!!
でも、すっげぇ楽しいッ!!!
身体が羽みたいに軽い!!)」
キュッ キュッ
A「でも…そろそろ終わりにすっか!」ニヤッ
フワッ…
青峰「(!?おい…こいつまさかアレやる気か!?)
____Aバカやめろ!!!!!!!!!!!」
この時、Aはただ勝負に夢中になっていた
青峰との久しぶりの勝負…、いや、久しぶりの
____右肩の怪我を忘れる程に
A「(今ッ!!ここ!!この瞬間!!大輝が中学の頃から苦手だった、一瞬反応が遅れるこのタイミング!!)
この勝負もらったッ!!!!!」
パシッ…!!!!!!!
A「な、んで…!?」
青峰「……中学ん頃より強い、って言ったろ
その苦手はとうの昔に克服してんだよ」
A「っ…‼
(くっそ…!!!あと1本、これを決められたら私は負ける
私はまだ、大輝にとって、超える存在でいなきゃならない…!)」
青峰「……残念だったなA
__________動揺=雑念だ」
スッ…
ガゴンッッッ!!!
A2➖3青峰
勝者 青峰
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沙羅(プロフ) - 菜3日さん» 自粛期間の暇つぶしになったみたいで良かったです〜!!続編お楽しみに!! (2020年4月20日 18時) (レス) id: ffc833fe08 (このIDを非表示/違反報告)
菜3日(プロフ) - 昨日から一気に読んじゃいました!めちゃくちゃおもしろいです!続編楽しみにしてます (2020年4月20日 13時) (レス) id: fffeedeac5 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - さくみさん» まさにかっこいい夢主にしたかったので、そう言って頂けて凄く嬉しいですありがとうございます!!4もお楽しみにっ (2020年4月19日 21時) (レス) id: ffc833fe08 (このIDを非表示/違反報告)
さくみ(プロフ) - 夢主ちゃんがカッコ良すぎて惚れてしまいます!続編楽しみにしてます (2020年4月19日 19時) (レス) id: 8ec2e6d345 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 未来さん» えええそんな言葉言っていただけるなんて嬉しすぎます…ありがとうございます!!これからも楽しみにしててくださいね!! (2020年4月19日 18時) (レス) id: ffc833fe08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年2月10日 17時