アホ峰とバ影山

音駒というチーム ページ46

しばらく試合を見ていて、段々分かってきた気がする



音駒、というチームのことが



音駒には天才はいない

なのに強い



その秘密は、あの洗練されたレシーブ



毎度セッターの頭上に完璧に返されるレシーブのお陰で、研磨くんのモーションは直前まで読めない





そして遂に、走が翔陽をブロックした



ピピーーーッ



_____第1セット終了






2セット目が始まっても、走は徹底的に翔陽を止めまくった




猫又 「気力を挫く"人の壁"。打てば打っただけ心が折れて_____」



ゾワッッ



猫又 「_____笑った」




にしても、翔陽達はここからどうするんだろう


何もしない訳にはいかないでしょ？




その時、翔陽がまた変人速攻に跳んだ



…空振り！？



いや、ちょっと待て…！あいつ今…！


トス見てた！？



烏野がタイムアウトをとった


そりゃそうだ コーチも慌てるわそりゃあ



おそらく、空中でブロックを避けようとしたんだな…






翔陽は、成長しようとしてる

試合中でも、急激に…！





全員が誰かの"ライバル"





＿音駒タイムアウト

猫又 「焦ってねえな？」

音駒 「はい！」

猫又 「ならいい。しっかり繋ぎなさい」



猫又 「マネージャーから何か言ってやってくれないか」

A 「え！？…えーと、その、私は音駒のマネージャーは今日が初めてで、まだ皆の事ちゃんと分かってないけど……



_____ボールを繋いでさえいれば負けない



皆のプレーを見て、そう感じました


だから、その…


が、がんばってください！！」




いつもと違うチームだとなんか緊張する…！




黒尾 「…やべぇ、俺らも女子マネ欲しい」

山本 「…入れましょう、主将」

夜久 「さんきゅ！A！」

弧爪 「…ありがとA」

海 「頑張るしかないな」

犬岡 「任せろ！」




猫又 「ははっ 効果絶大だな」

A 「主将がこんなんで大丈夫です？」

黒尾 「聞こえてっから」







試合結果から言うと、まぁ、


音駒の全勝 烏野の完敗って感じかな？


翔陽がもう一回！って言いまくって、猫又先生が翔陽の体力底なしか！って驚いてた



猫又先生の講評も、凄く有難いお言葉だった



猫又 「じゃあ最後に、お前らマネージャーにちゃんとお礼の挨拶しろ！」

黒尾 「…A、今日一日、お前にサポートしてもらって助かった
…ありがとうございましたァ！！」

音駒 「あざっしたァ！！」

A 「…こちらこそ！ありがとうございました！」ニカッ

"監督"→←鬼と金棒

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す