アホ峰とバ影山

鬼と金棒 ページ45

あ、武ちゃんとコーチがニヤニヤしてる笑笑


私もにやけてるんだろうな〜笑笑





翔陽と飛雄の変人速攻、そして翔陽の囮で烏野が押してる


…筈なんだけど？


なんでこんなに…


A 「落ち着いてるの…？」


いや、観察してるのか…？


…！！


試合前に鉄郎さんが言ってた、音駒の"脳"って…


もしかして…！



A 「…軸はあの人なんだ……」ボソッ


猫又 「…」




いいじゃん音駒…！！面白い！！




猫又 「…あの10番、今んとこ何本決めた？」

A 「12本中4本です。それに、翔陽…10番の囮のお陰で、他のWSの決定率も高いですね」

猫又 「とんでもねぇな…」



ピーーーーッ


音駒高校 タイムアウト



猫又 「ありゃ…ダメだ。あれはとんでもねぇバケモンだ…」

夜久 「10番ですか？」

猫又 「10番の動きも変人じみてるが、セッターの方だ」


やっぱり、飛雄はすごいな…


猫又 「でも…天才が一人混じったところで、勝てやしないのさ」

弧爪 「…翔陽が攻撃の軸なら…止めちゃえばいい…」

山本 「翔陽…？誰？」

A 「あの10番っすよ」

山本 「あぁ！」

A 「翔陽の動く範囲を狭めて…あとはひたすら追っかける、って事？」

弧爪 「うん…確かにあんな攻撃、最初見た時は誰でもびっくりするんだと思う…

でも…最初クリアできそうにないゲームでも繰り返すうちに


_____慣れるんだよ」



…なるほどね、飛雄とは違う、頭脳派セッター…



黒尾 「てゆーかお前、そんなに助言しちゃって良いのか？」

A 「何言ってるんすか。今は音駒のマネージャーですよ？……敵なら本気で潰すまでです。


それに、これは練習試合ですよ？


負けたって良いんです


_____本番で勝てば、ね？」ニヤッ


音駒 「！？」ゾワッ


A 「とりあえず、鬼から金棒を取り上げてもらいましょうか。ね？研磨くん？」

弧爪 「…うん」




俊敏さに自信のある走を、翔陽のマークにつける

ブロックはデディケートシフトで翔陽の動きを誘導する



段々、走が翔陽の速攻に触るようになってきた…！



トンッ…


研磨くんのツーアタック…！

相手の小さな隙をよく見てる…







ボンッ


影山 「ライトッ！！」


飛雄がトスを呼んだ！？


キュッ

ドッッッ


キレッキレ ストレート…！




猫又 「烏野のセッターもすごいが、うちのセッターは予測が上手いんだ

まぁ…うちの強さはそこじゃないけどな」



A 「…」

音駒というチーム→←試合開始！！

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