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予想を裏切るということを存じ上げないのか、ジョングギは袋をひったくると私の方へ突進する。
身構えると、勢いよく掴まれた腕。
そのまま階段を降り校門をこじ開けられ、学校外へ出てしまった。
JG「転校しよ。ちょうど他のとこ調べてたし。俺ら同じ学年じゃなきゃダメだよやっぱ」
『べつに大丈夫だって。ここで平気だよ』
JG「俺がダメなの。それかもう俺が一生養うから家に居て。全部あげるから」
『いやそれはちょっと』
JG「じゃあ転校」
『究極の二択だわ』
考えといて、と私の頭をなでると、グギは来た道を全速力で戻っていってしまう。
さすがライブとかで鍛えただけあって、かなりの速さだ。
体力と筋肉が比例してる、筋肉マンネだ。
それにしても、どうして人生を分ける選択を今しなければいけないの。
転校の反対が養われるってどういうことなの。
転校するって言ったってグギは忙しくてこないし、必ずああいうことは起こるし。
なんて考えていると、どうしたらそんなに速くなれるのか一瞬でグギはあらわれた。
JG「とりあえず帰ろ」
『うん、そうね』
そのまま(何故か)仲良く帰った私たちだけど、
(何故か)家にいたホビオッパに質問攻めにあい、さらにナムオッパやジミナオッパもあらわれ、
もちろん家族会議になりました。
白熱した議論を終え、ようやく出た結果は転校しないということ。
でも必ずバンタンSPがつくという。
そして、登校日は必ずジョングギにあわせるという。
JH「頼れって言っただろAー!!」
RM「馬鹿なのかアホなのかわかんないな」
SG「脳みそがないんだろ」
TH「俺真っ黒でいこっかなー」
JM「名前きかれたら、Aの夫ですってドヤ顔で答えよう!!」
JN「俺がちゃんと送り迎えするから、安心してね」
JG「よし、ばっちりだね」
『これは酷いわ…』
その翌週、いざ登校したときの私たちと言ったら…。
とにかく、グギの怒り爆発と翌週からのバンタンSPのせいで、私は友達が数人消えました。
大方、真っ黒な服装に真っ黒なグラサンにオールバックで来たテヒョナオッパのせいです。
この日以来意地悪されることはなくなり感謝ももちろんしていますが、
テヒョナオッパのこととグギのあの「ばっちりだね」と言ったドヤ顔だけは今でも恨めしいです。
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いま - 兄弟だけどグクと恋愛してほしい!! (2018年9月5日 21時) (レス) id: fbca5055d2 (このIDを非表示/違反報告)
Y汰(プロフ) - かやさん» たしかにテテとの絡みが少ないですよね…。今読み返してみると大変申し訳ないです!! コメントありがとうございます!更新頑張らせていただきますね! (2018年1月8日 14時) (レス) id: b6b8c9b96c (このIDを非表示/違反報告)
Y汰(プロフ) - いちごミルク1010さん» 更新頑張らせていただきます! (2018年1月8日 14時) (レス) id: b6b8c9b96c (このIDを非表示/違反報告)
かや - 更新ふぁいんてぃんっ! (2018年1月8日 13時) (レス) id: 1f993a971f (このIDを非表示/違反報告)
かや - この感じめっちゃ好きです!グクテテとの絡みも増やして欲しいなぁとか思ったり!( 笑 ) (2018年1月8日 13時) (レス) id: 1f993a971f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Y汰 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月4日 19時