story61 「失敗」 ページ12
〜貴方side〜
トラックの後ろに飛び乗ったアッシュ。
俺は英二とショーターを少し前に説得し、アッシュに黙って後ろへと乗っていた。
この後、ディノを狙って銃を構えたアッシュの隙を狙いオーサーがアッシュを撃つ。
その時に、俺が出てアッシュが怪我をするのを防ぎたい。
トラックがもの凄いスピードで走り出す。
周りから聞こえる人々の悲鳴。
そして、建物が見えたあたりでアッシュが立ち上がる。
完璧な狙いでディノの部下を射撃するアッシュ。
その間に、俺は一番後ろの陰からアッシュの居るところまで登る。
「ディノォォオオ！」
アッシュの悲痛にも似た声が耳を貫く。
隣の建物を見ると、何かが光ったのが見えた。
あそこか。
アッシュに渡された銃を構え引き金を引こうとした瞬間。
「動かない……」
ロックも解除したはず、だが一向に銃の引き金が引けない。
「クッソッ！」
俺は走って、アッシュの横に立つ。
「A？！」
小さな銃声と共に、俺の肩に銃弾が当たる。
「イッ！」
俺に気を取られたのか、アッシュの撃った球はディノの急所を外してしまった。
そして、トラックはそのまま建物へと突撃。
大きな衝撃と共に、俺とアッシュは地面へと転がる。
「大丈夫かA！」
「かすっただけだって……！」
焼けるように痛い肩を抑えて、俺はアッシュに笑顔を見せる。
兎に角、今は此処からアッシュを逃がさないと。
英二とショーターは、マックス達が連れて行く。
なら俺はアッシュを、
さっき引き金を引けなかった銃を、試しに撃たれた方の手で持ち、一発空へと撃つ。
これなら撃てるって訳か。
「アッシュ、お兄ちゃんから離れるなよー！」
「何言って……」
俺達は隠れていた物陰から飛び出し、ショーター達が向かっている海の方へと逃げる。
その途中、邪魔な奴らの足を撃ち抜きながら必死に前へと走る。
銃の使い方は、子供の頃に習った。
腕は訛っちゃいない。
すると、物陰から男がが出てきて、俺たちに向け銃を構えた。
俺は瞬時にアッシュの背中を押し、その場から離れさせソイツの懐へと入り込む。
「邪魔するな」
その男の急所を蹴り上げ、俺はもう一度アッシュの手を引いて海の中へと飛び込んだ。
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あーー(プロフ) - 更新うれしいです！！次の更新も楽しみにしてます！！！！！ (2020年6月24日 18時) (
レス) id: a1e0615f33 (このIDを非表示/違反報告)
沖田さくら(プロフ) - リフリフさん» そう言って貰えると凄く嬉しいです！BANANAFISHの沼に体全体で入り込んでしまった民なので、この作品を書けて凄く嬉しいんですよ！いつも応援本当にありがとうございます！ (2020年6月23日 19時) (レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
リフリフ(プロフ) - いつも素晴らしい投稿ありがとうございます。いつも作品楽しんで見させて頂いてます。!次回の投稿もとても楽しみです！作品制作頑張ってください！ (2020年6月23日 18時) (レス) id: dbff0995a0 (このIDを非表示/違反報告)
沖田さくら(プロフ) - 恋雪さん» なんと！胸が高鳴るのは、嬉しいお言葉です！！BANANAFISHを知っている人が私の周り少ないので、こうして小説を読んで下さる方がいて、とても嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年6月20日 19時) (レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
沖田さくら(プロフ) - しおさん» 何度も読み返して下さっているとは！感激で涙が出ます！主人公とアッシュのこれからを是非お楽しみ下さい！ (2020年6月20日 19時) (レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
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