敵にだって子供はいるもん！

明かされる過去8 「ギャグがちょこちょこはいってきてるな」「作者が抑えきれなかったらしい」 ページ44

爆発した施設から何とか逃げ出したA達。2人は安心したのもつかの間、これからどうするかの心配の方が大きくなっていた。


瞬「これからどうしようか...」

貴方「んー、わかんない」


瞬理は少し考えたあとある提案をした


瞬「...盗む？」

貴方「ダメだよ！お姉ちゃんが悲しむ」

瞬「でもこれから生きていけんのかよ！」


しばらく言い合いになったがたどり着いた答えは“路地裏で生活”だ。


瞬「それなら、食べ物も多少あるかも...」

貴方「敵が多いけどあたし達の“個性”でどうにかなるとおもう」


2人はしばらく路地裏で過ごした。路地裏は決していい所ではなかったが、地下室よりかは随分マシだった。ご飯も美味しくないし、ゴミくさい。そんな所だったがAは犯罪に手を出すことはなかった。

だが、少したったある日


貴方「どうしたの？そのお金」


瞬理が、持っていたのはお金。少しだが、3日はもつお金だった。


瞬「盗んだ。」

貴方「ダメっていったのに！」


泣きそうなAを見て瞬理は、微笑み


瞬「でも、生きるためなんだよ。Aは、その綺麗な手を汚しちゃダメだよ。汚れ役は僕だけで充分だ」


Aは、何も言えずにただ見ていることしか出来なかった


路地裏生活が1年くらいつづき、もう、A達は 希望を失い始めていた。目に光はなく、痩せてすごく細くなっていた。食べ物を食べる気力もなく、ただボーっと地べたに2人で座っていた

そんな時だ、死柄木弔にあったのは


死「お前らそこで何してるんだ ガキ」

瞬「何も...してない」

貴方「お兄ちゃんこそ...なに、してる...の？」


2人は久しぶりに喋ったせいで呂律が回らなかったが、生きてるんだ。と実感させるものだった


死「俺は“人殺し”だな」ﾆﾔｯ

瞬「へえ」

貴方「あ、そんなことか」

死「ほへ？」←


死柄木はとても驚いた。人殺しと聞いてまず人は命乞いするか逃げるかする。でもこのガキたちには
華麗に交わしたので驚いたのだ


死「ﾊﾊｯ お前ら面白いな。俺のところに来いよ。育ててやる」


こうして死柄木の所へ行くことになったのだ


────────
死「お前ら俺が怖くないのか？」

瞬「別に蛇よりマシなんじゃない？」

貴方「うん。お化けよりは、こわくないよ！」

死「蛇と、お化け以下以下...おまえらどんだけ蛇とお化け怖いんだよ！」

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