【ヒロアカ】変な奴。【爆豪勝己】 (ページ4)

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体育祭の日、帰る前に話したプロヒーローからのドラフト指名に関係して来るらしい。
指名が本格化するのは経験を積んで即戦力と判断される2年生3年生から。

もし指名が来てたら、将来性に対する興味や期待。

「卒業までにその興味が削がれたら…一方的にキャンセルなんて事はよくある。」
「大人は勝手だ…！」

峰田くんの言う通りだ……。

「頂いた指名がそのまま自身へのハードルになるんですね！」
「そう。で、その集計結果がこうだ。」

黒板に表示された各々の指名件数。
轟くん、爆豪くんが飛び抜け、常闇くん、飯田くん、上鳴くん、百ちゃん、切島くん、お茶子ちゃん、瀬呂くん、水野の順番。

…………水野！

「例年はもっとバラけるんだが、2人に注目が偏った。」

「み、み、み…水野…っ！じゅ…10っ！」
「おい…コラ…ッ！」

嬉しさのあまり前に座る爆豪くんの背中をペシペシと叩いた。
けれどふと我に返る。
さっき相澤先生先生が言ったようにこれは期待値…。
つまり私は期待されているという事で……。

「に…、荷が重い…っ！」
「どっちだ！」
「表彰台で拘束された奴とかビビって呼べないって…」
「ビビってんじゃねぇよプロがァ！」
「この結果を踏まえ、指名の有無に関係なく所謂、職場体験ってのに行ってもらう。」

職場体験…。

「プロの活動を実際に体験して、より実りある訓練をしようって事だ。まぁそのヒーロー名はまだ仮ではあるが…テキトーなモンは…」
「付けたら地獄を見ちゃうよ！」

勢いよく扉を開いて現れたのはミッドナイト先生。

「学生時代に付けたヒーロー名がそのまま世に認知され、そのままヒーロー名になってる人も多いからね！」

それで適当に付けちゃいけないんだ…。
その辺のセンスをミッドナイト先生に査定してもらうために来てもらったそうな。

相澤先生のヒーロー名もかっこいいのに…、そういうの出来ないんだ…。

「将来自分がどうなるのか、名を付ける事でイメージが固まり、そこに近づいて行く。それが名は体を表すって事だ。オールマイト、とかな。」

フリップが配られ、少し時間を設けてくれた。
爆豪くんもう書いてる…他の子も…。
やっぱりヒーローになりたくて来てる子は昔からそういうの考えてるんだろうな…。

将来どうなりたいか、かぁ…。
お母さんみたいになりたいけど…お母さんの名前を使うのは違うよね…。

「じゃあそろそろ出来た人から発表してね。」

発表形式…？！う、うわ…嫌だ…。