【ヒロアカ】変な奴。【爆豪勝己】 (ページ2)

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「あ…あの…。」
「お！飯！」
「…も、もうちょっと。…ば、爆豪くん…。おばさんが…サイン欲しいっ、て…」
「はァ？」

色紙とサインペンを持って目を逸らしながら、あの雄英の体育祭で1番になった子だから、と呟く水野。

「…はァ…？」
「お、いーじゃん書いてやれよー！」
「…おい……」
「はい…っ！」
「……俺が認めてなきゃァ…ゴミ同然なんだよォ…ッ」
「ご、ごめ…っ！」

色紙とペンを奪い取り雑な字で自分の名前を書き殴り押し返した。
思い出すだけで腹が立つ。
奥に戻ると頭を撫でられ笑顔を見せている。
2つ目の家…。
あの人は母親の代わりになんねぇのか…。

「お待たせしましたぁ。」
「おぉ！来た来た！」
「は〜！めっちゃ映えじゃね？写真撮っていーいっ？」
「うん、勿論っ。」

カランコロンと出入口のベルが鳴ると返事をしながら向かう。

「カフェのご利用ですか？」
「花を…母親が入院してて…お見舞い用で…」
「お見舞い用ですね、お母様のお好きなお花ありますか？お好きなお色でも構いませんよっ」
「えっと…ピンク…？あぁ、黄色も…」

また無意識に目で追っていた。

"…っもう辞めたい…、ヒーロー科…やだ…っ"
"爆豪くんみたいな強い人…、ヒーローに！"

胸が締め付けられるこの感覚が気持ち悪い。

飯を食い終わり会計を済ませるとまた店先まで見送りに来た。

「ごちそーさん！サンキューな〜！」
「こちらこそ。」
「何時までバイトなんだ？帰り大丈夫か？」
「たぶん8時。大丈夫だよ、3人ともゆっくり休んでね。」
「そうかぁ…んじゃ、また明日な！」
「うん、また明日。」

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2始まってすぐ爆豪くんのターンでした…。
2もよろしくお願いします(*^^*)