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「え、えっと…ダイジョウブ、デスカ」
『大丈夫に見えますか？？？？？』
不思議な髪の彼はイデア・シュラウド。
タブレットを介して会話する、変わった人。
「と、とりあえず涙拭いたら…？何があったのか知らないけどさ」
おずおずとティッシュを差し出す姿がなんだか可笑しくて。
『すみません、恥ずかしいとこ見られちゃいましたね』
「いやノックもせずに入った拙者も悪いですし…」
早口で訂正して、首元を触る。
全然目を合わせてくれないけど、なんとなく話しやすい人だな、そう思った。
だから鬱憤をぶつけるように、全部を喋ってしまった。
『…ってことがあったんですよ！？本当ムカつく！私が可愛いからって！』
「は、はあ。御愁傷様ですな」
淡白だな〜。
私の不幸も側から見ればなんてことないのね。
おいおい(泣)
『ごめんさい…付き合ってもらっちゃって。この部屋何か使うんなら私退散しますんで…』
「いや、拙者も忘れた物取りに来ただけだから。あとこの部屋なんか魔法かかってない？」
周りを見渡して呟いた。
やっぱり魔法使える人はそういうのもわかるんだね。
『わからないけど見当は付きます。解除できたりしますか』
この程度余裕ですわ、とか言って何かの呪文を唱える。
「色々知っちゃいましたし寮まで送ってくけど、たしかオンボロ寮だよね」
『いや、全然平気ですよ！シュラウド先輩だってきっと忙しいでしょ』
私がそう言うと、先輩は首を振る。
「良いよ、君なら」
そう呟いて、どこか冷たく笑った。
その顔に何故だが背筋が凍ったのを、今も覚えている。
ラッキーアイテム
糸杉
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Matyu(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございます〜どうかグリムを抱きしめてやって下さい！最悪のシュラウド、最高ですよね。 (4月27日 7時) (
レス) id: 804f68e71a (このIDを非表示/違反報告)
るい - グリムー！！！！ひとりぼっちじゃないよー！！！監督生がいるよー！！！でもイデア先輩も最高だなー (4月27日 5時) (レス) @page25 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
Matyu(プロフ) - 水豚さん» とても光栄なお言葉です！ヤンデレ風味のシュラウド、良いですよね。こちらこそ、読んでくださりどうも有難うございました。 (2月26日 17時) (レス) id: 7b0c655599 (このIDを非表示/違反報告)
水豚 - やばい、性癖に刺さったァ、全私が喜んでいる…。こんなに素晴らしい小説、タダで読めるなんて…。ありがとうございました。 (2月26日 2時) (レス) @page25 id: 1de28648f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Matyu | 作成日時：2024年1月12日 19時
