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あれから一ヶ月。
依然状況は改善されず、むしろ悪化している。
先生も生徒指導などを行なってくれるが、なんせ数が多くて埒があかない。
そんな面倒をかけるならもう自分一人が我慢したらいいのではとも考えた。
でもそれはそれで癪だしな…。
やっかいなのはヘレナ自身は何もしないことだ。
知っていて自分の手を汚さないだけか、あるいは本当に知らないでいるのか。
「Aさん、次の授業良かったらペアを組まない？貴方とならきっと楽しいわ」
『…うん、いいよ。よろしくね』
この天使の微笑みの前では、何故だか逆らえない。
そんなオーラを纏っているのだ。
シュラウド先輩とは、少し仲良くなった。
勉強を教えてくれるし、私のことも心配してくれる。
「ねえ、今誰と話してたの？？言えないの？おかしくない？？」
たまに変だけど。
彼の弟であるヒューマノイドのオルトくんも、優しくて強くて、良い子だった。
私の教科書に唾を吐いたヘレナの取り巻きを医務室送りにしたのはこの子だ。
「”帰る“。その行為は禁止されています。直ちに中断して下さい。」
『え、何？』
「あ！寮に戻るってこと？勘違いしちゃった、ごめんね？」
たまに変だけど。
それはそうと、今日は全校集会らしい。
一体何を聞かされるのだろうか。
「めんどくさいんだゾ！オレ様はサボる！」
『いーじゃん座ってれば終わるし。ほら、行くよ』
駄々をこねるグリムを引きずって講堂へやってきた。
みんなどんな話をされるか気になるのか、少し空気が興奮している。
「えーゴホン。皆さん大好き、学園長です！今日はここ数ヶ月我が校でも発生したオーバーブロットについて、正しい知識を持って頂きたく、緊急で集会を開きました😉」
どうです？優しいでしょ？と笑みを浮かべて登場する学園長。
うわ、私とか一番関係ない話じゃんね。
一気に場の空気が冷めるのを感じる。
『よし、寝ますか』
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糸杉
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Matyu(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございます〜どうかグリムを抱きしめてやって下さい！最悪のシュラウド、最高ですよね。 (4月27日 7時) (
レス) id: 804f68e71a (このIDを非表示/違反報告)
るい - グリムー！！！！ひとりぼっちじゃないよー！！！監督生がいるよー！！！でもイデア先輩も最高だなー (4月27日 5時) (レス) @page25 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
Matyu(プロフ) - 水豚さん» とても光栄なお言葉です！ヤンデレ風味のシュラウド、良いですよね。こちらこそ、読んでくださりどうも有難うございました。 (2月26日 17時) (レス) id: 7b0c655599 (このIDを非表示/違反報告)
水豚 - やばい、性癖に刺さったァ、全私が喜んでいる…。こんなに素晴らしい小説、タダで読めるなんて…。ありがとうございました。 (2月26日 2時) (レス) @page25 id: 1de28648f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Matyu | 作成日時：2024年1月12日 19時
