【募集企画】簒奪のレガリア【企画終了】

◆物語概要【必読】 ページ2

【世界観】
　20XX年現代、イタリアにある架空の某都市。
　科学や医療等の文明や社会ルールも現実と何ら変わらない。魔法がある訳でもなければ、異能力もない。ごく一般的な世界。
　年代についてはほぼ現代と考えて良いが、一種のパラレルワールドとして扱う為、現代と同じような事件や出来事は起きていないと仮定する。


【あらすじ】
　イタリア。その某都市にて、その力を以って全てを捩伏せ、至高の玉座へと腰掛ける者が居た。
　“カンピオーネファミリー”。
　25年前に突如出現したそれは瞬く間に仄暗い世界を牛耳り、黄金期と呼ばれる裏社会では非常に珍しい平穏の時代を作り上げた王者である。

　しかし、来たる20XX年。
　現代のゴッドファーザーと呼ばれたカンピオーネファミリーの首領が何者かに暗殺される。その報せは人々を震撼させ、路地裏からは暫し弔いの哀歌が鳴り響いた。
　血縁による世襲や後継者を嫌った首領の方針によりファミリーは自然解体される──筈だった。

　事態が動いたのは、首領が亡くなって一週間後の事。
　嘗て首領が使っていた寝室の机から発見された古い革張りの手帳。そこには首領らしからぬ荒々しい字でこう書かれていた。
　「“次の後継者はお前だ”」
　誰に向けられたのかも、そもそも本当に首領が書いたかも分からぬその文面はファミリー全体に知れ渡った。
　そして、それを聞いた誰もがこう思うのだ。

「次の首領は、自分だ」

　野望と欲望。その魅惑的な毒は静かに円卓を崩壊させた。そして、その情報は外へと漏れ出し、部外者達も我先にとその座に狙いを定め始める。

　──そう。
　財力、権威、才幹、名声、力量……25年もの間、ありとあらゆる力を以ってしても誰一人手に入れる事の出来なかった最強にして至高の玉座。
　ある者は己が最強である事を知らしめる為の冠として。
　ある者は王たる己が権威を存分に奮う為の城として。
　ある者は薄汚れた世界に革命を起こす為の剣として。
　ある者は一つの真実を暴く為の燈として──その玉座を目指す。

　この世の全てが敵、敵、敵!
　味方なんていない、信じるべきは己だけ。

　猟奇的なまでの血生臭い喜劇が、今開演する──


【解説】
　一人一人が物語の主人公となって、其々の覇道を突き進んで頂点を目指すバトルロワイヤル。
　誰もが主役であり、誰もが脇役であり、誰もが黒幕である。その匙は全て貴方の手に委ねられています。

　つまり、最強の玉座を手に入れるのは君だ!!

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