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【存在価値】 ページ2
俺ってなに？
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剛side
僕の存在価値は何なんだろう
歌を歌うこと？
ファンに夢を与えること？
でもそれは
僕じゃなくても…
なんて思う自分が
最近少し嫌いだ
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存在価値、なんてものに
拘る必要はないかもしれない
でも
気になるものは気になる
俺は俺、なんて思える強さは
俺にはないから
弱い自分は好きじゃない
周りに悪影響を与えることも解ってる
そんなことを思うほど
なにかに押し潰されていく感覚
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「存在価値…」
ふと呟いた言葉に
隣に座っていた光一が反応した
「剛の存在価値は俺やろ」
「…はぁ？」
「剛が居るから俺が居るんや。俺が居るから剛が居るし。だから、剛の存在価値は俺で、俺の存在価値は剛やねん」
そう言って笑ってくれた光一に
愛しさが込み上げて
思いきり抱きついた
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作者名：Satomi | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/lOveinthe/
作成日時：2014年8月20日 12時
