BacK FronT 04 ページ5
you side.
帰り道、岸くんと一緒だった
岸｢ 一人暮らし？ ｣
｢ そうだよ ｣
岸｢ じゃあたまに俺ん家来なよ！
俺も一人暮らしで寂しいからさー ｣
キラキラした瞳で私を見る
こんなの断れるわけない
｢ うん、じゃあまた今度行くね ｣
岸｢ よっしゃ！ ｣
… まあ、本当に寂しくなった時に行こう
岸｢ ねえ、俺たち付き合わない？ ｣
｢ えっ？ ｣
岸｢ 俺、Aちゃんのこと好きだしさ
ね、いいでしょー？ ｣
｢ いやいや、軽すぎるから ｣
まじ、冗談すぎる顔で言われても困る
岸｢ ねえねえいいじゃーん ｣
｢ むりむり ｣
それから何度も岸くんは言ってきたけど、
最終的に、私が無理やり終わらせた
家に帰る途中、平野を見かけた
路地裏で何人かの人に囲まれていた
いや、きっとあれは手下に命令を出してる
その時、平野と視線があった
私は大急ぎで逃げた
今、この状況でやるのはまずい
家に着き、戸締りをしっかりと確認した
玄関には靴があった
健｢ おかえりー ｣
｢ 何でいるの？さっさと帰れよ ｣
健｢ 女の子はそんなキツイ言葉
言っちゃいけないんだよ ｣
健人は私の顎を持って、嫌味たらしい顔で言った
｢ 何の用？ ｣
健｢ 学校どうなのかなって ｣
｢ あんたの情報と違った ｣
健｢ は？どこが？ ｣
一瞬で機嫌が悪くなる
さすが、帝学のトップ
｢ トップは岩橋以外に３人いる ｣
健人はしばらく考え込んだ後、
ハッとした表情を見せた
健｢ そうだった
確か、神宮寺と平野と永瀬だっけ？ ｣
｢ うん ｣
健｢ ま、いろいろ頑張ってねー ｣
全く感情のこもっていない言葉を浴びせられ
私は無性にイラついた
健｢ そうやってイラついてるくせに、
何ひとつ攻撃できないんだね ｣
そして健人は家を出て行った
私は部屋の壁を殴った、ただひたすらに
歯を食いしばり、血が出た手を見る
私はもっと、もっと早く
強くならなきゃいけない
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きゅん(プロフ) - この作品、とても面白くて何回も読み返してしまいます！素敵な作品をありがとうございます！ (2019年10月13日 11時) (
レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
iori(プロフ) - 作者とはなんの関係もありませんが、この作品が書かれたのはかいちゃんがしょうれんと組む前なので出てこないのだと思いますよ。 (2019年8月24日 22時) (レス) id: cc19ded41b (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - 海人でてこないんですか？ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 3fd911b205 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - あれっ海人くんが出てこない… (2018年12月19日 16時) (レス) id: f8203c4a04 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - めちゃくちゃ読みやすくてひたすらに読んでました！！他のシリーズ？とかも読みたいです！！ (2018年12月17日 2時) (レス) id: d50ae6409d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっくー。 x他2人 | 作成日時：2016年4月23日 13時
