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ようこそ ページ19

「社長」

「しゃ、社長!?」

「そこの太宰めが「有能なる若者が居る」と云うゆえ、その魂の真贋試させてもらった。」

「君を社員に推薦したのだけど、如何せん君は区の災害指定猛獣だ。保護すべきか社内で揉めてね。

で、社長の一声でこうなった、と。」

「で、社長…結果は?」

社長…福沢諭吉は、じっと敦を見下ろす。

そして

「太宰に一任する。」

それだけ云って去っていった。

「……」

「合格だってさ。」

「つ、つまり…?僕に斡旋する仕事っていうのは…此処の?」

くすっ、と太宰は笑う

「武装探偵社へようこそ。」

「うふ、よろしくお願いしますわ。」

「い、痛い!そこ痛いってばナオミごめんごめんって!姉さん助けて!」

『ナオミ、潤ちゃんを困らせちゃ駄目でしょう?』

「え〜〜この困った顔が素敵ですのに〜」

谷崎潤一郎_____能力名【細雪】

その妹、ナオミ

さらにその2人の姉、谷崎A_____能力名【七変化】

「ぼ、僕を試すだけに…こんな大掛かりな仕掛けを?」

「このくらいで驚いてちゃ身がもたないよ?」

『探偵社で働くなら、どんなことにも動じてはいけませんよ。』

「いやいや!こんな無茶で物騒な職場僕、無理ですよ!」

「おや、君が無理と云うなら強制はできないね。」

敦はそこでほっ、としたような顔を見せるが…

すぐに地獄に戻される。

「となると、君が住んでる社員寮引き払わないと。」

え…と、敦の顔が固まる。

「あと寮の食費と電話の払いもあるけど…大丈夫?それと…Aがしょんぼりしてるけど。」

だんだんと彼の顔が青ざめ、最後にはしょんぼりしたAへと目をやる。

『せっかく一緒に働けると思ったんですけど…強制はできないですもんね…』

お金の面に加え、精神的にも罪悪感に襲われる敦。

(せ、選択肢ないじゃないですかあああああああ)

こうして、敦の武装探偵社員としての人生が始まった。

谷崎兄妹→←種明かし



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Divan’ Arc-en-ciel(プロフ) - おぉぉぉぉおおお!!!続編!!!おめでとうございます!!!!応援頑張って下さい! (2017年6月12日 19時) (レス) id: 3b636005a9 (このIDを非表示/違反報告)
オタオタhshs(プロフ) - すごい面白いです(〃艸〃)芥川さん落ちに1票入れさせて頂きますm(_ _)mこれからもぜひぜひ頑張って下さい! (2017年6月12日 18時) (レス) id: d63ff6d4cd (このIDを非表示/違反報告)
はやし(プロフ) - この作品に惚れました。(何言ってんだ)貴女様の谷崎君可愛すぎます。これからも頑張って下さい!応援しております。 (2017年6月9日 17時) (レス) id: 3e69f8f1b1 (このIDを非表示/違反報告)
千南.*・゚.゚(プロフ) - オチは谷崎さんでお願いします とっても面白いです! これからも更新頑張ってください! (2017年6月7日 21時) (レス) id: f71cdd405e (このIDを非表示/違反報告)
下野ゆき(プロフ) - 落ちは4番でお願いします。ではこれからも更新がんばって下さい! (2017年6月7日 18時) (レス) id: d03d38ff75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アネモネちゅん | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年5月16日 4時

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