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マフィアの戦い ページ4

激しい戦闘が始まる。


ガガガガッ!

ぱしっ

ドカッ!

しかし

「なんだその打拳」

ゴッ!と中也が蹴りを繰り出す。

「按摩にもなりゃしねえ」

中也の攻撃を読んで防御するも、力で中也に敵わない太宰。

「手前の格闘術はマフィアでも中堅以下だ。異能無効化は厄介だが、この状況なら異能を使うまでもねえ。

立てよ。招宴は始まったばかりだぜ」

「……流石はマフィアきっての体術使い」

シュッ、と太宰は立ち上がる

「防御した腕がもげるかと思ったよ」

そこで中也は推測する。寸前で腕を上げ防御したのだと。そしてそこからわかるのは、攻撃が読まれているということ。

「君とは長い付き合いだ。手筋も間合いも動きの癖も完全に把握している。

でなきゃ相棒は務まらない、だろ?」

そんな太宰にピキ、と青筋を立てる中也。彼は怒りのままに太宰に飛びつく。

「だったらこの攻撃も読まれてるんだろう

なあ!」

ゴッ!と殴られる太宰。


「打拳ってのはなあ!こうやって打つんだよ!」

その言葉と同時に中也は太宰の腹に殴りを入れた。


「動きが読める程度で勝てる相手だと思ったか?」

「…ぐっ…」

片腕で首を締め上げられ呻く太宰。

「終いだ。最後に教えろ」

取り出したナイフを首に突き付けて問う。

「態と捕まったのは何故だ。獄舎で何を待っていた」

一度はナイフを離す中也。

「………」

「だんまりか」

そして、再度首に当てる。

その箇所から血が出始める。

「いいさ。拷問の娯しみが増えるだけだ」

ナイフに力を込めようとしたとき

「一番は……敦君についてだ」

太宰が話始めたため、ナイフを離す。

「敦?」

「君達がご執心な人虎さ。彼の為に70億の賞典を懸けた御大尽が誰なのか知りたくてね」

「身を危険に晒してまで?泣かせる話じゃねえか……と云いたいが」

首を掴む手に力を込める中也。

「その結果がこの態じゃあな。麒麟も老いぬれば駑馬に劣るってか?『歴代最年少幹部』さんよ」

「……」

「ま、運にも見放されたしな。」

愉しそうに話始める中也。

「何せ俺が西方の小競り合いを鎮圧して半年ぶりに帰ったその日に捕縛されるんだからな。俺からしたら幸運だったぜ」

「……くくっ」

愉しそうに話す中也に対し、

「何がおかしい」


「いいことを教えよう。明日『五大幹部会』がある」


太宰は嗤いながら答えた。

太宰の予言→←冗談だろ?



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血華 - 凄く面白いです!これからどうなっていくのか楽しみです。頑張ってください! (2018年2月17日 20時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
あごが痛い人 - めっちゃ面白いです。はまりました。応援してます (2017年12月9日 22時) (レス) id: 9e1034413e (このIDを非表示/違反報告)
アオバ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます!頑張って下さい!! (2017年9月16日 15時) (レス) id: fe1cd93ac0 (このIDを非表示/違反報告)
アネモネちゅん(プロフ) - ペケさん» 落ちに重要な事件をこういう形で入れさせていただきました!可愛らしい長女ちゃんを堪能いただけたらなあと思います!更新頑張りますね!!応援ありがとうございます♪ (2017年6月27日 8時) (レス) id: 8f7d411042 (このIDを非表示/違反報告)
ペケ - おおおお!ろ…ロリ化ですね?!かわいい!いつも更新お疲れ様です〜頑張ってください。のんびり見にきやーす☆ (2017年6月26日 21時) (レス) id: 533b2b043e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アネモネちゅん | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年6月13日 6時

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