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平助との話を終えて1人でいると、後ろから「三浦君。」と声が聞こえて振り返るとそこには土方さんがいた。

「土方さん…。」

土「平助とは話せたのかな?」

さっきまでのやりとりを見ていたのか土方さんはそう聞いてきたが、私は曖昧な返事をした。

土「…そうか。…土佐でのことが終わったら…、三浦くんは未来に戻るのかな?」

「はい、…多分。」

私はまたゲームをすれば彼らに会えるけれど、彼らからは私に会えることはもうない。
…いっそのこと、私がここからいなくなったら私のことを忘れてくれていたらどんなに良いだろうか。
でも、…みんなの記憶から消えてしまうのは寂しいから覚えていてほしいと思うのはわがままなのかな。

土「浮かない顔をしていたから、平助ともその話をしていたのだな。…何かすれ違いがあるなら、今のうちに解消しておいた方がいい。君は…平助のことを慕っているのだろう?そのままの別れは傷になるぞ。」

「………尊敬ですよ。…今藤堂さんは生きている…それ以外のことを望んだら罰が当たりそうで…。」

土「三浦くんはそれでよくても、平助はどう思うだろうな。残される者は……辛いものだぞ。とはいえ、君のいた場所はここよりも安全なのだろう?だから、私もあまり引き止めるようなことはいえないな。」

「土方さんは……、いつもそう言ってくれますよね。」

土方さんはいつも私のやりたいことをそっと後押しというか、否定せずにいてくれる。

「今まで、ありがとうございます。土方さんがいたから…藤堂さんを救えたのだと思います。…私もここから去るのは、皆さんと一緒にいられなくなるのは寂しいです。」

叶うことなら、これからも平助の隣にいたい。

土「いや、私は何もしていない。…君が平助を救いたいと思う気持ちがそれを実現させたのだと思うぞ。だから、私は君に平助のことを任せて良かった。……くれぐれも、お互いに悔いのないようにしなさい。」

"悔いのないように"
未来に帰らなきゃ…とは思うけれど、私はまだここに居てもいいのだろうか。
これ以上望んじゃダメだって今までこの気持ちを"尊敬"という言葉で一括りにしていた。
隣に居たいと言っても良いのかな____?

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ひじり若葉(プロフ) - 星月さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて励みになりますし、同じ気持ちというところにほっこりしました^ ^更新、スローペースながら頑張っていきたいと思いますᕦ(ò_óˇ)ᕤ! (2022年10月23日 6時) (レス) id: 723b018f27 (このIDを非表示/違反報告)
星月(プロフ) - 更新の度楽しませていただいています!藤堂くんを救いたいという同じ気持ちからとても励まされています߹ ߹本当に素敵な作品ありがとうございます!これからも頑張ってください⸝⸝> <⸝⸝ (2022年10月22日 11時) (レス) id: bfefa7631f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひじり若葉 | 作成日時:2022年5月6日 17時

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