生きる未来を救いたい【龍が如く維新！】 (ページ7)

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明日、私達壬生浪士組が近藤さんによって集められた。

土方歳三(以下→土)「昨夜のことは皆覚えているな？」

藤「はい、覚えてますよ。」

土「では話を省略しよう。…今回君たちに集まって貰ったのは我々壬生浪士組は拠点を京に移し、新選組と名乗ることにした。」

沖「新選組…？！」

土「あぁ…。」

沖田さんは私の顔を見るなり信じられないという顔をした。
永倉も永倉で驚いているようだった。

土「それに伴って今ここに居る者全員に組隊長を任せたい。」

「…え？全員…ですか？」

土「あぁ。局長近藤勇、副長土方歳三、1番隊沖田総司、2番隊永倉新八、総長兼3番隊山南敬助、６番隊井上源三郎、8番隊藤堂平助、10番隊三浦聖という構成になる。」

「待ってください、私に隊長の座は責任が重すぎます。」

藤「隊長は隊の頭ですよ？隊の頭が人を殺せないなんて…いいんですか？」

「…隊長ではなく隊員にしてください。」

藤「三浦さんもこう言っているみたいだし。」

土「……分かった。それでは後ほど三浦君と話そう。…とりあえずはそういう事だ、各自江戸を経つ準備を明後日までに済ませてくれ。以上だ。」

土方さんがそう言うと土方さん以外の皆がこの場を後にした。

土「…隊長にはならないということだったが何か理由でもあるのか？」

「…藤堂さんの言った通りです。」

土「そうか。…まぁ、隊長がやる気が無いのも問題だからな。…隊士と言うことだが1番隊でいいか？」

「いえ、可能であれば8番隊を希望します。」

土「平助の隊か…、何かこだわる理由でもあるのか？」

「ありますが、……土方さんには言えません。」

土「…分かった、では8番組の隊士として平助を支えてやってくれ。平助には私から伝えておこう。」

「ありがとうございます。」

これで平助を殺さない為の最低限の条件がクリアされた。
後は…平助が私に近藤さんとの策を教えてくれれば早いんだけどきっと平助のことだから教えてくれないんだろうな。