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沖「…分かった。」
沖田さんは真面目なトーンでまっすぐと私を見ながらそう言った。
「私は…、この時代の人間ではないんです。」
沖「…は?」
「未来から…藤堂平助という男を助ける為に来たんです。」
永「平助を…?」
沖「どういうことや…未来からなんて来れるわけないやろ。」
「私にも訳が分からないんですけど…、でも本当なんです。証明できる何かがあればいいんですが。」
永「俺は信じるで。」
沖「…まぁ、未来から来たもんっちゅうことは未来の出来事も予想できるんちゃうか?それが当たれば俺も信じたるわ。」
「詳しい出来事までは分からないんですが、この壬生浪士組は新選組と名を変えることになると思います。」
一応保険はしておこう、未来で源さんが亡くなった時の為にも。
沖「新選組…か、分かったで。もし合ってたら信じるわ。そんで…なんで平助を助けるんか教えてもらうで!」
「約束は出来ないですけど…。」
流石に私が女だって言うことは伏せておいた方が良いだろう。
それにしても永倉さんはどうして信じてくれたんだろう。
永「それじゃあ…邪魔したな。」
沖「ほな、またな。」
これから新選組として動くことになる。
私は…隊長を任されることはまずないと思うけど出来れば八番隊に入りたいな。
平助を救う為には彼の隊に入るのが1番手っ取り早いからね。
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作者名:ひじり若葉 | 作成日時:2019年1月22日 18時