生きる未来を救いたい【龍が如く維新！】 (ページ47)

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土方さんと別れた後、骸街の沖田さんが斎藤さんを呼んだ所に行くと…斎藤さんはまだいなくて沖田さんだけがそこにいた。

「沖田さん。」

沖「なんや三浦ちゃんか。」

「沖田さんここで何してるんですか？」

沖「…一ちゃんを待っとるんや。」

「斎藤さんを…？」

沖「せや、源さんやったんは一ちゃんかもしれへんくてなぁ…確認せなあかん。」

「……。」

私がここで違うって言って責められるのは私のような気がして、何もいえない。
私は、源さんが亡くなることを沖田さんや永倉さんに伝えてしまったら今後に影響するかもしれないって、こうなることがわかっていながら伝えなかった卑怯者だ。
人の命は有限で、儚くて…平助の命と源さんの命は変わらないのに…。

沖「なー三浦ちゃん。源さんが亡くなることは知らんかったんか？」

「知ってたら…。」

"教えますよ"…とは言えなくて、沖田さんから視線を外す。

沖「…知らんかったならええんや。」

「力になれなくてごめんなさい。」

沖「…これからここですることは口出し無用や、下手な真似したら三浦ちゃんもただじゃ済まさんで。」

「わかりました。私は斎藤さんがそんなことする人じゃないって信じてるので、もし闘うことがあっても手出しはしません。」

沖「…。」

私が大人しく引き下がったのか気になるのか、少しだけ私の方をチラッと見たけれど、沖田さんは何も言わなかった。