生きる未来を救いたい【龍が如く維新！】 (ページ33)

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翌日昼、近くのご飯どころでご飯を食べることにした。

藤「夜じゃなくてよかったんですか？」

「はい。お酒得意じゃ無いのでお茶を奢って頂く方が嬉しいです。」

藤「…ま、それならいいんですけど。」

藤堂さんと二人きりでお店に入ったのはこれで2回目。でも、前回とは私の性別が違った。今は三浦聖として彼と話さなければならなかった。

藤「…三浦さんは、これからどうなると思います？」

平助は突然そんなことを聞いてきたが、…新撰組がどうなるか…ということだろうか。
というより、三浦っていう呼び捨てから三浦さんに戻ってるのが悲しい。

「分裂すると思います。」

藤「それは…近藤さん派と伊東さん派ってことですよね？…三浦さんは…どっちにつくんですか？」

多分、普通に考えたなら私は近藤さんって言うんだろうけど…

「私は…どっち派とかはなく、藤堂さんが選んだ場所に着いて行くだけです。」

私がそう言うと、平助は眉間に皺を寄せた。
そう言うとは思ってなかったというか、少し怒っているようにも見えた。

藤「もう俺隊長じゃないんですから、三浦さんが信じたいところに行けばいいんですよ？」

「はい。」

藤「…もしかして俺の隊に守りたい人がいるんですか？」

守りたい人は藤堂平助、目の前にいるあなただと喉まででかかったけれど、その質問には答えられなかった。