生きる未来を救いたい【龍が如く維新！】 (ページ24)

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翌日朝方、平助より古高のことを知らされた。
私は昨日土方さんに言われたことを実行する為に斎藤さんの後をつけた。
きっと、このことを中岡さんにも伝えるのだろうと…一足早く寺田屋に戻る。

やがて斎藤さんが寺田屋に来て、中岡さんと話を始める。
私はここで聞いたこと…見たことを土方さんに伝えるべきか。いや、伝えた所で…状況はきっと変わりはしないだろう。
谷さん、鈴木さんを失った今の新撰組は…一人でも腕の立つ隊士が必要だ。

「…まぁでも、ここで聞いたことは…無かったことにしよう。」

斎藤さんは先の池田屋で桂を逃がすことになる。私が言わなくとも…先の池田屋で土方さんはわかる筈だ。

そう思い私が屯所に戻ろうとした時…、運が悪いのかちょうど斎藤さんも部屋から出てきた所だった。
…斎藤さんはとっくに行ったかと思ったけど、…不覚だったな。

斎「…っ！」

私の顔を見て斎藤さんは顔を強ばらせていた。
そんな斎藤さんを安心させるかのように手を振りながらパッと笑ってみせた。

「あ、斎藤さん！奇遇ですね。」

斎「…三浦か。」

「斎藤さん…今から屯所に行くんですか？私もご一緒しても？」

斎藤さんは少し考えた後…承諾してくれた。