生きる未来を救いたい【龍が如く維新！】 (ページ2)

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(試衛館時代から話進みます、…内容は想像です。)
私がこの龍が如く維新！の世界にトリップしたのは数年前、維新！のゲームをクリアした後だった。

元々新選組が好きで維新！以外にも新選組を題材にしたゲームや小説等を見て毎度の事ながら大好きな藤堂平助の死を見る。
乙女ゲームの攻略対象として平助が助かることもあったが…やはり命を落としてしまうことの方が多い。

ゲームをクリアして、一度現代の油小路に行って目を閉じた時、次に目を覚ましたその先には私の知らない世界が広がっていたんだ。

ー

「ここ…どこ。」

さっきまで私は油小路にいたはず…でもここは。

藤堂平助(以下→藤)「あのー、道場に何か用でも？」

「……へ？…あ。」

目の前には大と…いや、きっと彼は藤堂平助だ。

藤「大丈夫ですか？」

一度周りをぐるっと見てみると…どうやら私はトリップしてしまったらしい。
トリップをしてどうやら服までもが変わってしまったようで…腰にちゃんと刀も指していた。
…刀をよく見ると奥州仙台住源兵国包で実際に新選組隊士島田魁の愛刀だった刀だ。

「…天然理心流に入門しようと思って。」

藤「…え？……待ってください。」

平助はこんなひょろっとした人が…？って思っただろう。
でも、今の私は男装…というか女性っぽい身なりではなかったし私は現代で北辰一刀流を習っていて天然理心流も少しかじっていたから丁度いいかなと思った。

それにしても生きている平助に会えるなんて少し目頭が熱くなる。
数日前のゲームの中では……。

藤「お待たせ、…どうぞ。」

近藤勇(以下→近)「あぁ、入門したいと言っていたのはキミか。私は近藤勇という、キミは？」

本名は名乗れないし……島田魁になりきるのもなぁ…適当な名前でいいか。

「三浦聖と言います。」

近「それでは…入門試験を始めようか。木刀はそこにあるよ。」

私が木刀を取りに行き、位置に着くと本物の沖田総司が前に出てきた。

沖田総司(以下→本沖)「よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします…。」

大きな不安を抱えて…現代の北辰一刀流の構えをとった。