8人目のバイト！？① (ページ3)

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そうなんです。
実は私、何を隠そう、福山雅治さまの大大大大ファンなのです。

高校生の時、周りはジャニーズやら乃◯坂やらでキャーキャー言ってる中、私はひとり静かに福山さまの美声に癒されていたのです。

「渋い」とか「女子高生らしくない」とか「ジャニーズの◯◯くん(←名前忘れた)の方がかっこいい～♡」とか色々言われたけど、私の福山愛は尽きることなく(むしろ燃えて)、今では暇さえあれば福山さまの歌を聴いて生活してる。笑

も「ちょっとA！聞いてんの？」

「あっごめんごめん、それで、なんて？」

回想に浸ってたら、もっちゃんの話を何にも聞いてなかった(^^;

も「も～…だから、イベントスタッフのバイト探せば？」

「イベントスタッフ？」

もっちゃんが自分のスマホを少し操作して、私に渡した。
画面には「イベントスタッフ急募！」の見出しがあり、全国様々なライブ会場の名前がずらりと並んだページが映し出されていた。

も「うん、イベントスタッフ。ライブでの色んな細々したことを手伝うバイト。」

「へ～そんなバイトあるんだ！」

も「もうすぐクリスマスシーズンのライブが始まるから、仕事口も多いんじゃない？基本は日雇いだから、バイト慣れしてないAでもできるだろうし。」

「もっちゃん…」

も「？」

「もしかしてあなたは神様ですか！？」

も「なに、急に笑」

「じゃあそれで探してみる！ほんと！ありがともっちゃん！大好き！！」

もっちゃんにスマホを返すついでに、喜びのあまり思わず手を握ってぶんぶん振ってしまった。
私はずいぶん前に空になっていた食器たちをトレイに乗せて、返却口へ急いだ。

こうとなったら善は急げ！
次の授業の講堂に着くやいなや、パソコンを起動させてもっちゃんが教えてくれたサイトを開いた。