【d!】愛妻家の書記長【tn】 (ページ8)

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久しぶりにトントン様の休みが取れたので貴重な時間を使って城下町にお出掛けをすることになった

門をくぐるとひと目でわかるぐらい賑わっていて､国が栄えていることがわかった

国民たちは会釈をしてくれるので手を振って返した

『2人でこんなにゆっくり出来るのは久しぶりですね』

tn｢せやなぁ､あいつらがもうちょっと書類片付けてくれたら少し時間が取れるんやけど…｣

などと話しながら歩いていると正面からいかにもガラが悪そうな男達が歩いてくる

視線が会わないように下を向いて通り過ぎるのを待っていたら肩にドンっと何かがぶつかった

それが何か理解するのに時間はかからなかった

顔がサァッと青ざめてパッと顔を上げたらガラが悪そうな男達がいた

『あっ……ごめんなさい………』

｢謝罪するぐらいなら慰謝料くれない？君と肩がぶつかって骨が折れてるかもしれないんだよ？責任取れるの？あ､てか君よく見ると可愛いね！体で払ってくれてもいいよ？｣

tn｢あ゛あ゛？うちの嫁に何言うとんねん､俺がその肩折ろうか？｣

怖くて顔が俯いた時にトントン様がドスの効いた声で言った

すると男達はすぐさま謝り尻尾を巻いて逃げていった

tn｢大丈夫か？怖かったよな…？｣

トントン様が優しく尋ねてくるので私は首を振り公共の場ということを忘れ抱きついた

『いえ、助けてくれてありがとうございます！トントン様のおかげで助かりました！とてもかっこよかったです！！』

トントン様に感謝を伝えると私の首に顔を埋めて耳まで赤くなった顔を隠した