黒い手 ページ4
.
今、区役所の前にいます。
住民票出した時は足なんて震えてなかったのに…
―――
『ぁ、あの…これ、お願いします』
「はい、承りました。」
あっさりと受理してもらった婚姻届。
軽く会釈をして自動ドアをくぐって階段を降りようとしたとき、声をかけられた。
「すみません、今区役所から出てきましたよね？」
腰のあたりまで髪が伸びた綺麗な人が後ろに立っていた。
『そうですけど、どうかされましたか？』
「…ご結婚、されるんですか？」
『そうです』
私が返事をした途端に両肩に強い衝撃がきた。
足と身体が宙に浮いて、見ているものがスローモーションになった。
咄嗟に女の人を見れば
女の人の長い髪が風に靡いて、完全には見えていなかった目が露わになる。
視線が痛いほど私に突き刺さっていて
切れ長の目が負の感情を帯びていた。
「ごめんなさい、手が滑ったわ」
＿＿＿ そこで私の意識は途切れた。
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ちょこ２（パソコン変わりました≪元ID ５ad0b4ef6a≫）） - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (11月2日 20時) (
レス) @page7 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
川野虹鱒(プロフ) - ❄︎ふゆ❄︎さん» コメントありがとうございます。前作もご愛読していただいてとても嬉しいです。これからも頑張っていきます。 (2021年10月15日 18時) (レス) id: 7f3ceee0be (このIDを非表示/違反報告)
❄︎ふゆ❄︎ - コメント失礼します。この前作を拝見したのですが、とても心に残っていたので、続編はすごく嬉しいです。これからの更新頑張ってください。 (2021年10月15日 16時) (レス) @page3 id: 55f43bcce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：川野虹鱒 | 作成日時：2021年8月4日 20時
