Photo 2 ページ7
輪花は吐夢が見ていた、女性２人のテーブルを見て
それから興味がないように視線を逸らした。
輪花と吐夢の前には、既に食べかけのケーキと、半分程減った飲み掛けのコーヒーカップが並んでいる。
「あんまり写真撮るの好きじゃないし。」
「勿体ない。」
「吐夢は好きなの？」
「興味ないですね、自分の写真には。」
「じゃあ同じじゃない。」
「輪花さんの写真は別です。」
画像の中には驚く程の情報が詰まっている。
視覚的にも、電磁的にも。
きっとそれは輪花の想像を遥かに超える量で
吐夢にとって興味の対象とならないわけもなかった。
だが、口にはしなかった。
輪花が戸惑い半分、可笑しさ半分といった顔で
くすくすと思い出し笑いをしたからだ。
「気持ち悪いコラージュ作るくらいだもんね。」
「ちょっとした癒しです。」
「あれが癒し…。」
「結構上手く出来てたと思うんだけどな。」
「出来てないよ。」
吐夢は自分のスマホの画面を起ち上げ、テーブルの上に置く。
相変わらず、そのロック画面には吐夢と輪花の顔で作ったウェディング写真が表示されていた。
輪花は隠すことも無く、気味が悪そうにそれを見やると、スマホを吐夢の方に押しやった。
「変えてよ。」
「嫌です。壁紙くらい良いじゃないですか。」
「私が頼んでるのに？」
「………。」
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Y.Harumizu(プロフ) - マコトさん» 私も初日に観てきました✨実はこういう仄暗い狂気系がとても好きで好きで、友達と何とか吐夢くんが幸せである姿を考えたい！って話してたら書いてました（笑）本当、彼の中の沼は深いです… (2月26日 17時) (
レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - Harumizuさんがこのネタを書いてくださるとは！！ 初日に観てきました。桃様の表現者としての実力に圧倒されました。……解っていたけど、本当に深いですよね……彼の中の沼って。 (2月26日 16時) (レス) @page3 id: 777d8311f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y.Harumizu
| 作者ホームページ：http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時：2024年2月26日 16時
