Weihnachtsmorgen 5 ページ5
「マジで嬉しい！！！Aとお揃いみたいじゃん！！」
「わっ、あは、ね。本当偶然だけど。」
少しよろけたAを、よろけさせた本人の佐久間が支えて、ぎゅうぎゅうと抱き締める。
「マジでありがとう！ねえ、付けてみて良い？
付けてくる、ちょっと待ってて！
あ、やっぱやめた、Aが付けて！」
興奮冷めやらぬ様子で、矢継ぎ早に話す佐久間に
Aは可笑しそうに笑いながら、落ち着かせらようにその背を撫でる。
「付けるから、ちょっと離れてくれる？」
「ん！ねえ、早く早く！」
ほんの少しだけ体を離した佐久間は、自分の耳をAに向けながら、待ちきれないとばかりに
箱の中からピアスを取り出し始める。
「そんなに急かさないで。動いたら外せないから。」
「だって待てないって、こんなん。」
Aの指が佐久間の耳に触れて、その間にも
ソワソワと動く佐久間からようやくピアスを外す。
ほっとAが安堵の息を吐いたのも束の間、
気付けば、鼻先が触れそうな距離に佐久間の顔があって、当然のようにその唇がゆっくりと重なった。
朝の冷気のせいか、お互いの唇はほんの少しだけ冷たかった。
重なった時と同様、ゆっくりと、惜しむように唇を離した佐久間は、すぐに小さなリップ音を鳴らして軽いキスをAに落として、へへ、と笑う。
「今日もAとゆっくり出来んのは夜だけかなって
思ってたからさ。」
「ん。」
「めっちゃ嬉しい。朝ごはん一緒に食べれんのも、
朝からクリスマス出来んのも、
こーやってAに触れられんのも。」
「…ふふ、私も嬉しい。」
少し赤くなったAの頬に、堪らないといったように佐久間は唇を押し当てて、その口角を上げる。
ぎゅうと、未だピアスの箱を手に握ったまま
Aを抱きしめた。
「ありがと。」
「こちらこそありがとう。こんなクリスマスも良いね。」
「そーね、あ、でもA。夜は夜だかんね？」
「ん？」
満足気に頷いていたAに、佐久間は瞳をくるくるとさせながら、ゆっくりと笑う。
それはさっきまでの可愛い笑顔ではなくて。
「夜は夜でクリスマスするから、ちゃーんと、
お昼寝して、体力補充して待っててね？」
「…う、うん？」
するり、とAの手首に光るブレスレットを撫でる佐久間の指と、その笑みにAは一秒でも長く
昼寝の時間を確保する事を心に決めた。
fin.
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Y.Harumizu(プロフ) - マコトさん» メリークリスマースです、いつもありがとうございます^ ^頑張れる糧になれたなら、嬉しいです！地味に間に合いませんでしたけど、緑様まで無事アップできました^ ^クリスマス〜＼(^o^)／ (12月27日 22時) (
レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - うわ〜〜〜!!! ありがとうございます! ありがとうございます!(≧▽≦) アチラではまだ仲直り出来ていないので､コチラでキュンキュンいただきました!ヽ(=´▽`=)ﾉ 明日も仕事頑張れます!! (12月26日 0時) (レス) id: f6a74c2234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y.Harumizu
| 作者ホームページ：http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時：2023年12月26日 0時
