Weihnachtsmorgen 1 ページ1
「ねえ、ねえ、明日起きたらちゃんと枕元見てね?
起きたらすぐね?」
「うん。うん、分かった。起きたらすぐね。」
朝から晩まで引っ張りだこの佐久間の家に
ツナシャチのお世話のためにAが連泊するようになって早1週間。
その日も佐久間は遅い時間に帰ってくると
既に寝る準備を整えていたAに
何度も何度も念押しをする。
今からまだ仕事にお風呂にと起きているらしい佐久間を待てるわけもなく、Aの気持ちは既に夢に向かっている。
既にベッドの端で丸くなっているツナを
Aがそっと撫でる。
「ツナとシャチにもおやつ買ってるからさ、
明日あげてくれる?」
「うん、分かった。それで、買ってくれたチキンと
ケーキも受け取っておいたら良いのね。」
「そう!チキンは食べててね。
そんで、明日も遅くなっちゃうからさ、
一回Aは仮眠しててね。」
「うん、分かった。」
「起こすのは本当ごめんなんだけど、
俺へのクリスマスプレゼントだと思って、
ちょっとだけ、ケーキだけで良いから、
一緒に食べよ。」
ベッドに腰掛けた佐久間が、Aの手を真似るようにそっとAの髪を撫でる。
寝室の壁には、ツリーがプリントされたタペストリーが飾られている。
ツナシャチがじゃれついて怪我をしてしまわないようにと、佐久間が考えたソレのツリーの下には
雪だるまも可愛く並んでいた。
ゆっくりと髪を撫でられる感触に、Aが佐久間を見ると、珍しくその眉尻が少し下がっていて
ちらちらと壁に掛けられた時計とAの顔をその視線が往復する。
Aは小さく笑うと、自分を撫でる佐久間の手を握って外させて、ピンク色のその頭に手を乗せた。
「サンタさん、早くお風呂入っておいで?」
「ん。」
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Y.Harumizu(プロフ) - マコトさん» メリークリスマースです、いつもありがとうございます^ ^頑張れる糧になれたなら、嬉しいです!地味に間に合いませんでしたけど、緑様まで無事アップできました^ ^クリスマス〜\(^o^)/ (12月27日 22時) (レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - うわ〜〜〜!!! ありがとうございます! ありがとうございます!(≧▽≦) アチラではまだ仲直り出来ていないので、コチラでキュンキュンいただきました!ヽ(=´▽`=)ノ 明日も仕事頑張れます!! (12月26日 0時) (レス) id: f6a74c2234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Y.Harumizu | 作者ホームページ:http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時:2023年12月26日 0時