Dear 31st Birthday 2 ページ2
「Aと、Aと一緒の写真撮りたい、沢山。」
お誕生日プレゼント何がいい?とAに聞かれて
佐久間がリクエストしたプレゼント。
Aは瞬いて、それから困ったように眉尻を下げて笑った。
「大介、それは前も話したけど。」
「分かってる、バレるリスクの話でしょ。
でも、1日くらい良いでしょ?
誰にも見せない…メンバーとか家族には見せるかもだけど
ね、お願い!!」
「大介…。」
普段から滅多に写真を撮らないAは、佐久間と居る時は一層写真を嫌がる。
それが勿論、情報流出を懸念した佐久間のためを思っての事であることは、佐久間も分かっている。
分かっているけど、Aと一緒に居る『今』を残したくて、困った顔をしているAに両手を合わせた。
「ねえ、A、お願い。ね?」
「…検討しておく。」
これはダメかなあ。
難しい顔をしたAに、佐久間が肩を落としたのは誕生日の3ヶ月前だった。
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マコト(プロフ) - 読んでいて、とっても幸せな気持ちになりました。ありがとうございましたヽ(=´▽`=)ノ (7月9日 0時) (レス) @page9 id: f6a74c2234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Y.Harumizu | 作者ホームページ:http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時:2023年7月8日 22時