Unanswered morning glowy(Daisuke.S)27 ページ27
「これから色々話しちゃうけど。
これだけは忘れないで…、信じてね。
私、SnowManの佐久間大介が、好きだよ。
アイドル頑張ってる、踊って歌ってる大介が、好き。
昔も、今も、ずっと好きだよ。
だから、デビューが決まった時、本当に嬉しかった。
それしかなかったよ、嬉しくて、誇らしくて、本当にそれだけ。
私の人生の中で、5本の指には入る、…忘れられない瞬間だよ。」
デビューが決まったと、佐久間から聞いたときの気持ちを
自分が忘れることはないだろう、と言い切れる。
目の前に星が輝くような、そんな瞬間だった。
それからも、どんどんスターの道を歩む彼らを
彼を、嬉しく、誇らしく思っていた。
この気持ちだけは、どうか佐久間に、信じてほしいと心から願っている。
「デビューしてから、みんな人気が出て
テレビとか雑誌で見る機会が増えて
大介も、大変そうだけど嬉しそうで、私も嬉しかったし
傍で応援できること、嬉しいと思ってた。」
今思い出しても、あの頃はただただ幸せだった。
Aも、浮かれていたのだと思う。
そんな浮ついた気持ちに、ふと影が差した明確な瞬間は
Aもはっきりとは覚えていない。
気付けば。
いつからか。
そんな感じだった。
「でも、何だろ。
私、立ち止まっちゃったんだと思う。
私だけ、立ち止まっちゃったんだと思う。
…このままで、いいのかな?って
周りを見て…、比べちゃったの。」
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作者名:Y.Harumizu | 作者ホームページ:http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時:2023年3月25日 17時