Antares; Reverse 3 ページ10
「何笑てるの。」
「康二って、面倒見良いよね。」
「おん？」
「普段は年下ですって感じなのに、
ちゃんとお兄ちゃんも出来る。」
「そらなあ…そこそこいい歳やから俺も。」
もう一度Aの口元をタオルで優しく拭って、向井が苦笑する。
Aはやはり、嬉しそうに笑っていた。
「お兄ちゃんな康二は新鮮。」
「そう？まあ、それもそうか、普段のAさん、
めっちゃしっかりしてるから
俺がお兄ちゃんすることないからなあ。
ほら、ソファ戻ろ。あっちでゆっくり水飲も。」
「んー。」
ペットボトルをAの手から取って蓋を閉めると
空いたAの手が向井に伸ばされる。
向井がきょとりと、その手を見下ろすと
Aがひらひらとその手を揺らす。
「ん。」
「ん？」
「手。」
「手？」
手をグーパーさせるAが唇を尖らす、その幼い顔に向井はハッとして、それから空いた片手で自分の目元を覆うと天井を仰いだ。
可愛すぎる。
こんなAさん、普段じゃ絶対見られへん。
やばい。
何なんこれは。
「康二ぃ、手。」
「あー、、ちょい待って。あかん、え？
Aさん酔ったら、こんなんなるん？」
「ねーえ、康二。」
「聞いとらん。え、今まで飲み会とかでも
こんな風になったりしとらんよな？」
「あっち行こうよ。」
「行くけども。あかん、ちょっとあっちで事情聴取や。」
焦れたAが向井の手を握り、リビングへ向かうその背中を向井はぶつぶつと言いながら追う。
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Y.Harumizu(プロフ) - マコトさん» いつもありがとうございます^ ^この可愛さは彼にしか出せませんよね〜(//∇//)書いてて自分でもにやにやしました（笑） (11月12日 10時) (
レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - うわ〜、何 この可愛らしい世界(*ﾉｪﾉ)ｷｬｰ めっちゃニヤニヤしながら読んじゃいました(笑) (11月12日 9時) (レス) id: f6a74c2234 (このIDを非表示/違反報告)
Y.Harumizu(プロフ) - わたたいさん» 初めまして。リクエストはお受けしていないのです。よろしくお願いします。 (11月12日 1時) (レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - こんばんは!リクエスト大丈夫ですか？ (11月12日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
Y.Harumizu(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます☺️楽しみに思っていただけると嬉しいです☺️みんな魅力的過ぎて、本当書いてて楽しいです（笑） (8月17日 20時) (レス) id: 3d23a8217f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y.Harumizu
| 作者ホームページ：http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時：2023年8月6日 17時
