Antares; Reverse 1 ページ8
”友達と飲んでくるから、先に寝ててね。”
そう言われていたけれど。
玄関の開く音に、向井は弄っていたカメラから顔を上げると、テーブルにカメラを置いて廊下を早足で歩く。
向井が玄関に着く頃には、赤い顔をしたAが靴を脱ぎ終えていた。
「おかえっぅお？！」
「たーだいまー、こーじ。」
その鞄を受け取ろうと伸ばした向井の腕に飛び込んできたAは向井に抱きつくと、ふふふ、と笑う。
Aから香るアルコールの香りと、触れる頬の熱さに彼女が相当量の酒を飲んだのだと悟る。
「こんな呑んで、べろべろやん。」
「んー。」
「楽しかったん？」
「楽しかったあ。」
「よお一人で帰って来れたな？タクシー使った？」
「ん、友達が送ってくれたあ。」
「あ？そうなん？後でお礼言っとかな。
ほら、Aさん、歩ける？」
Aをゆっくりと引き剥がすと、にこにこと笑うAは頷いて、向井の手を握る。
普段では見られない、幼いその仕草に向井は瞬いた。
「酔っとるなあ…。」
「酔ってるよ〜。」
歩き出したAに手を引っ張られながら、向井もリビングへ向かう。
そのまま鞄を床に落として、ソファに座ったAはふうと息を漏らした。
「喉乾いちゃった。」
「水飲むか？」
「飲む。」
「じゃあ、持ってくるな。」
「ありがとう。」
「おん。……Aさん？」
「ん？」
「持ってくるから。」
「うん。ありがとう。」
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Y.Harumizu(プロフ) - マコトさん» いつもありがとうございます^ ^この可愛さは彼にしか出せませんよね〜(//∇//)書いてて自分でもにやにやしました（笑） (11月12日 10時) (
レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - うわ〜、何 この可愛らしい世界(*ﾉｪﾉ)ｷｬｰ めっちゃニヤニヤしながら読んじゃいました(笑) (11月12日 9時) (レス) id: f6a74c2234 (このIDを非表示/違反報告)
Y.Harumizu(プロフ) - わたたいさん» 初めまして。リクエストはお受けしていないのです。よろしくお願いします。 (11月12日 1時) (レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - こんばんは!リクエスト大丈夫ですか？ (11月12日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
Y.Harumizu(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます☺️楽しみに思っていただけると嬉しいです☺️みんな魅力的過ぎて、本当書いてて楽しいです（笑） (8月17日 20時) (レス) id: 3d23a8217f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y.Harumizu
| 作者ホームページ：http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時：2023年8月6日 17時
