Antares; Reverse 5 ページ12
「Aさん、酒くさい。」
「じゃあ、離して。」
「離しませーん。」
「じゃあ、言わないで。」
「こんな酒くさくなるまで、飲んだらあかんよ。」
「飲む時だってあるよ。康二だってこの間、
すごく酔ってたじゃない。」
「それは…」
「痛かったなあ。」
「それは、ホンマにすいません…。
でも、これは、ちょっと危なすぎる。」
「一人じゃここまで飲まないよ。」
「それはそれで危ないから。」
「たまにだよ。」
「たまにでもあかんて。なーあ。」
Aを抱き締めたまま、向井が体をゆらゆらと揺らす。
腕の中の体温は、普段よりも高い。
「我儘やって分かっとるよ？分かっとるけどさあ。」
「そうだよ、康二の我儘だよ。」
「そうやけど。なあ。」
「聞こえなあい。」
「なあ、Aさんて。お願い。」
「私だって、好きなだけお酒飲みたい日はあるもの。」
「そういう時は俺と二人だけで飲も？」
「友達とワイワイ飲みたい日もあるの。」
「それは…そうよな。楽しいもんな、友達と飲むの。」
段々と小さくなっていく向井の声に、Aは腕を少し緩めてその顔を覗き込む。
すっかり下がった眉尻と、少しだけ潤んだ目に、Aは細く息を吐く。
「そんなにしゅんとした顔しないで。」
「…うう。」
「もう、ほら。意地悪するの終わりにするから。」
「Aさんのこと、制限したいとかやないんよ？」
「うん。」
「……ごめん…。」
「何に謝ってるの？私、お酒控えるとか言ってないよ？」
「え？だって、意地悪すんの終わりにって…え？」
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Y.Harumizu(プロフ) - マコトさん» いつもありがとうございます^ ^この可愛さは彼にしか出せませんよね〜(//∇//)書いてて自分でもにやにやしました（笑） (11月12日 10時) (
レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - うわ〜、何 この可愛らしい世界(*ﾉｪﾉ)ｷｬｰ めっちゃニヤニヤしながら読んじゃいました(笑) (11月12日 9時) (レス) id: f6a74c2234 (このIDを非表示/違反報告)
Y.Harumizu(プロフ) - わたたいさん» 初めまして。リクエストはお受けしていないのです。よろしくお願いします。 (11月12日 1時) (レス) id: 245b47ec32 (このIDを非表示/違反報告)
わたたい(プロフ) - こんばんは!リクエスト大丈夫ですか？ (11月12日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
Y.Harumizu(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます☺️楽しみに思っていただけると嬉しいです☺️みんな魅力的過ぎて、本当書いてて楽しいです（笑） (8月17日 20時) (レス) id: 3d23a8217f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y.Harumizu
| 作者ホームページ：http://beautifulvitamin.yukihotaru.com/
作成日時：2023年8月6日 17時
