【ブルーロック】彼氏が話を聞いてくれない【御影玲王】

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「昨日、おまえの幼馴染に、言われたんだ······「Aのこと傷つけたおまえは一生許さない。だから、これから先、一生かけて幸せにしろ」って」


あの雄馬(ばか)、何言っちゃってくれてんのよ······！


「A」


久しぶりに名前を呼ばれ、肩を揺らす。玲王は私の肩から顔を上げると、愛おしいものを見るかのように柔らかい目で私を見、そして、言った。


「もう一度、俺と、付き合ってくれないか······」

「──────は、何それ······ウケる」


視界が滲む······頬に、涙が伝う感覚がする。


「いいに決まってんじゃん、バカ！」


そう叫び、涙をハンカチで拭おうとスカートのポケットに手を伸ばせば、その手を玲王に掴まれ、一瞬で、玲王の腕の中に収まった。


「ごめん」

「本当だよ······なんで、話聞いてくれなかったの。普通、ちゃんと話聞くでしょ······いきなりブロックと着巨しなくてもいいじゃん」

「······ごめん」

「玲王が罰ゲームとか、利用価値とかで告白してきたのかと思った······！」

「本当、ごめん」


玲王のシャツにシミができる。溢れ出した涙は、止まることなく流れ続け、玲王のシャツを濡らしていった。


「私は、家族を除けば、玲王を一番に愛してる······」

「ああ、俺もだ」

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