塩40g ページ43
ユンギside
「それだけ?」
そう俺が言ったらAは明らかに動揺していた。
確かにテヒョナと仲良くしていたのにもイラついていたが、もう一つの理由はジニヒョンだ。
出番の前にはAの肩を引き寄せて何か言っていたし、さっきなんて2人でコソコソと。
俺が見ていたことに気がついていなかった2人だが、そんなことに気づかないほど視野は狭くない。
…あぁ、イラつく。
Aもそうだが、テヒョナにもジニヒョンにも、自分にも。
Aを自分のモノだけに出来ていない自分に。
こんなに自分が独占欲が強いというのは知らなかったが、こんなに強くさせるのはAのせい。
どうしても俺のモノにしたくて、壁へAを追い詰めた。
「ジニヒョンとも、仲良くしてただろ」
「あ、あれは…」
「あれは、なに?」
戸惑うAが愛おしく感じて、わざと音を立てるようにAの耳に吸い付いた。
「やっ、だから、あれは、ユンギのことを、よろしくって、ユンギが怒ってるから、ちゃんと謝りなよ、って、ジンさんが気を利かせてくれただけ…」
「…は?」
なにそれ、そんだけのことだったのか…?
そんなことで、心配していた自分って…。
必死になっていたからか、安心して力が抜けてしまう。
「ちょ、ユンギ!?大丈夫?」
「…安心した、」
「ごめん、ユンギ」
申し訳なさそうに眉を歪ませるA。
「そんな
「急には無理なんだけど」
そう言ったAはくしゃりと笑う。
なんだ、出来んじゃん。
俺はその笑顔が好きで、Aに惚れたんだ。
だからその笑顔を一生かけて守ってたいぐらい。
「もっと笑えよ」
「えぇ、どうやって…」
そうやって困った顔をするAも実は好きだったりするんだけどな。
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しゃしゃねこ(プロフ) - 未緒さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて幸いです! (2019年4月29日 22時) (レス) id: 0f734cf238 (このIDを非表示/違反報告)
未緒(プロフ) - おもしろかったです。 (2019年1月6日 15時) (レス) id: 36c5d68dfd (このIDを非表示/違反報告)
しゃしゃねこ(プロフ) - KangOneさん» コメントありがとうございます。キュンキュン?!うわあ、最高の褒め言葉ありがとうございます!!このユンギさん、甘々デロデロすぎて元のユンギさんが行方不明になってしまいましたが笑笑 何回も見返してくださってるんですか?!嬉しすぎます!ありがとうございます (2018年9月9日 22時) (レス) id: 0f734cf238 (このIDを非表示/違反報告)
KangOne(プロフ) - 初めまして!この作品すごく好きです、めっちゃキュンキュンしました!!私はユンギペンで、こんなに愛されたいなあと思いました(笑)何回も見返してニヤニヤしてます! (2018年9月9日 0時) (レス) id: 6681273a8f (このIDを非表示/違反報告)
しゃしゃねこ(プロフ) - ぽぬこんさん» コメントありがとうございます。ユンギペンなんですか!! キュンキュンしてくださりありがとうございます笑 (2018年4月29日 21時) (レス) id: 0f734cf238 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃしゃねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/KanonGintoki/
作成日時:2018年4月7日 6時