塩+塩＝？ YG*

塩１ｇ ページ2

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朝、白くて薄いカーテンからは十分に遮れなかった光が部屋に零れ落ちる。


隣には小さく寝息を立てて寝ているユンギ、
＿＿＿私の彼氏だ。




ユンギは防弾少年団という人気アイドルで、ラッパーでもある。


そんな彼と付き合っているのは私たち二人だけの秘密だ。



ユンギの防弾少年団での芸名はSUGAなのに、甘くない。SALTの間違いなんじゃないのってぐらいにね。



そんな彼には多忙のスケジュールにも関わらず月に1.2回は必ず私の家に泊まるのだ。
別に嫌ではないが、連絡せずに来るのでそこを直して欲しい。


時刻は7:30。ユンギを起こさなければならない。
お互いに仕事があるのだ。普通のカップルみたいにゆっくりとはしてられない。

だけど、羨ましくは思わない。

これが私たちに合っているのだから。




「ユンギ、起きて」




起きる気配のないユンギ。
まあ、ギリギリになれば勝手に起きるためほっておこう。その間に私は用意をして、自分の分とユンギの分の朝食を作る。


しばらくすると頭に大きな寝癖をつけてリビングにやってきたユンギ。
ほら、思った通り。勝手に来た。
けれど家を出るまで20分ってことをユンギは知らないのか、まったりしている。




「仕事まであと20分だけど」

「…あ？何言って…って、嘘だろ」




やっぱり知らなかったんだ。
慌てて用意をしだすユンギ。私は早く起きてたからゆっくりと朝食を済ませる。
おっと、もう家を出なければ。




「行ってきます」

「ん、気をつけろよ」









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