甘い誘惑と面影

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YG「時差ボケは治ったか？笑」




旅行が終わって初めてユンギ先輩に会った。




『大丈夫です笑 元々生活リズムそんなに良くないので…笑』





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YG「ヒョン、入りますよ」




ガチャ







『こんにちは』



JN「Aちゃん、来てくれてありがとう」





普段のジンオッパと全然違うオッパがいた。
ソヨンさんを見つめる顔はユンギ先輩と同じで悲しそうで…愛おしそうに見つめていた。





YG「今日はハワイ旅行の現像した写真持ってきた」




JN「ほんと？もしかしたら近いうちに見てくれるかも」




YG「え」




JN「ソヨン、最近調子がいいらしくて………目が覚めるかもしれないって」




『本当ですか！！』




JN「でも長期間意識不明で寝たきりだし……後遺症はあるかもしれない……それでも目覚めてくれるだけで………僕は嬉しいよ」







ジンオッパは泣きそうだった。





YG「ヒョンが泣いてどうするんですか。笑顔でいなきゃヌナが起きたときどうするんだよ」






JN「分かってるよ泣 ……というかユンギ敬語とタメ口が混ざってるよ〜泣」









ユンギ先輩もジンオッパも普段とは少し違う雰囲気だった。









笑顔のジンオッパしか知らなかった私は、オッパやユンギ先輩が大切な人のために毎日悲しさ、辛さを押し殺しながら生活していたんだ…と思うと何も考えずに日々を過ごしてきた自分が少し惨めに感じた。





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