甘い誘惑と面影

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しばらく立ち尽くしていたら視線に気づいたのかユンギ先輩が私の方を向いた。




YG「うわっびっくりした。いつから居たんだよ笑」




表情はいつもの先輩だった。





『いや、ちょっと目が覚めちゃって散歩してたらユンギ先輩がいて…真面目に写真を撮っていたので邪魔しない方がいいかと…笑』





YG「……ヌナのために写真撮ってるんだよ」




『ソヨンさんですね…』




YG「あの人は写真が好きでな。このカメラもヌナが入学祝いに、って買ってくれたんだ」





ユンギ先輩はソヨンさんのことを話している時、とても表情が豊かになる。





ソヨンさん………




『………会ってみたいです……』




YG「……ヌナにか？」




『あっいえあの無理だったらいいんですけど……』





YG「旅行が終わったら写真現像して渡そうと思ってたしいいぞ、多分」





『え、いいんですか！？』





YG「ジニヒョンも会わせたがってたし…」




『ジンオッパが？』





YG「お前とヌナは似てるからな。会わせてみたいらしい」





『………え！？に、似てるんですか！？』





YG「あれ、言ってなかったか？」




そういえば入学したての時ユンギ先輩に ヌナ…と間違えられたことがあった………けど





YG「まあ今はあんまり似てると思わなくなってきたけど笑」




『どっちですか笑』




YG「笑笑 でもヌナは喜ぶよ、後輩が欲しいって言ってたし」






ユンギ先輩が一途に思うソヨンさん








どんな方なんだろう……。





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