#41 ページ43
〈 A side 〉
7日目
長い夜を過ごしてたどり着いた今。
全てを伝えると決めたのにやっぱり怖くて。
心臓は今にも張り裂けそうだった。
会社に着いた。
それから半日は普通に仕事をした。
スタッフ「一週間お疲れ様でした。」
お昼休憩を挟んだ後急に皆さんからそう言われた。
もうこれで終わりなのかな、なんて思いながら悪い思い出の多いことに嫌気がさした。
マリ「ちょっとこっち来てくれる？」
やっぱり呼び出されて連れて来られたのは練習室だった。
マリ以外のみんなは練習しているのになぜマリは練習をサボっても許されるのだろうか。
すぐマリと自分を比べてしまって
惨めな思いをして
差を感じて
もっと大切にしてほしかったな
なんて。
今更、馬鹿げたことを考えた。
マリ「ようやく辞めてくれるとかほんと嬉しいわ。
お前邪魔なんだよね。」
A「最後に１つ教えてくれませんか。」
マリ「まぁ、いいけど。お前とはもう会うことはないだろうから笑。」
A「何故(主人公)さんのことをいじめていたんですか？」
マリ「あぁ〜、そんなこと。」
マリの中で私に対してのいじめはそんなことだったんだね。
いつも愛してもらってたもんね。
守ってもらえたもんね。
許してもらえたもんね。
家族のように大切にしてもらえたもんね。
どんな実力より、どんな名誉より、私が欲しかったものを簡単に手に入れることができたもんね。
マリ「あれはね、私より大切にされててウザかったからだよ。ちょっと嘘ついたらすぐ信じてくれてさぁ、チョロ笑笑。結局それだけの関係ってことでしょ。」
耳元でそう言われた。
バチンっ
気づけば私はマリを殴っていた。
マリ「はぁ！？お前ふざけんなよっ！」
A「お前こそふざけんなよっ！」
騒ぎを聞きつけてみんなが集まってきた。
ジンさんも、ユンギさんも、ナムジュンさんも、
ホソクさんも、ジミンさんも、テヒョンさんも、
ジョングクさんも、ありえないという表情で私を見ていた。
ナムジュン「お前、ふざけてるのか？」
A「お前らは私をいじめてさぞかし楽しかったよね。」
私はマスクを取った。
私は怒ることもなく何故か泣いていた。
__________________________________
next__#42
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1407人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
?めぃろ?(プロフ) - うん……ごめんなさい、aloneの歌詞、大好きだったみんなたちって日本語のおかしくないですか？…なんか、頭痛が痛い的な意味になってる気がします。同じ意味が2つ連続でくっついちゃってるみたいな (2021年3月8日 22時) (
レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
Live - タピオカ(^o^)さん» ありがとう！ (2020年3月4日 21時) (レス) id: 629b599b72 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(^o^) - Liveさん» 続編も見たよー！メッチャ良かったよー (2020年3月4日 20時) (レス) id: d526aec2a1 (このIDを非表示/違反報告)
Live - タピオカ(^o^)さん» いらっしゃい！ (2020年3月4日 13時) (レス) id: faa34a51fa (このIDを非表示/違反報告)
Live - ユンギ推しさん» うん！楽しみにしてる！ (2020年3月4日 13時) (レス) id: faa34a51fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Live | 作成日時：2019年8月26日 15時
