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#39 ページ41

〈 A side 〉




スタッフ5日目









スタッフになったからといって、みんなに四六時中会えるわけじゃなくて


きちんとスタッフとしての仕事をこなすだけ。


みんなは、練習室にこもっているから、顔すら見ることは少ない。









ここ2日は、ただただマリのいじめを耐えるだけだった。





それがすごく辛くて


仕事をしにきているのに、ただいじめられるためだけに仕事にきているような気がして





また自分が嫌になった。









みんなに会えるチャンスができた。



練習室にプリントを届けてこいとのことだ。









ほんのすこしのチャンスでも、私にとっては大きな一歩。


自分の目で確かめることができるから。




高鳴る心臓をなだめて、練習室に入った。









A『失礼します。書類を届けにきました。』




ナムジュン「どうぞ。」









実際の声を聴くと、心臓は張り裂けそうで




バレたらどうしようとか


何かされたらどうしようとか



いじめられていた時の記憶が戻ってきて、怖い。


覚悟を決めて、練習室に入った。







中に入ると、ダンスの練習中でちょうど休憩しているところだった。


なるべく長い時間、練習室に居られるようにゆっくり作業を続けた。









テヒョン「やっぱ、Aってムカつくよな。」









急にテヒョンさんが言い出した。


周りもテヒョンさんと同じように私のことを口々に言う。









ジミン「別にもういいんじゃない。もともとあんな奴に期待なんてしてないし。」




ユンギ「まず、ちょっと何か言われたぐらいで辞めるなんて、心が弱いんだよ!」




ナムジュン「Aがいなくたって俺たちはやっていける。そうだろ?」




ジョングク「ちょっと言い過ぎですよ…、ヒョン…。」




ジン「どうした、ジョングガ。お前だっていつもおんなじこと言ってるじゃないか。」




ジョングク「このままでいいのかなって思ってて。」









みんなの会話を聞いていて、感情が高まるのを感じた。




口を開けば、その場にいる人全員を傷つけてしまいそうで


喉の奥が熱い


目がにじむ、目の前が霞んだ。







やはり、多少の期待はあってだけどそれは打ち砕かれた。


ジョングクさんは少し変わったのかな。






結局、また傷つくだけだった。


何も変わってなんていない。




変わるはずなんてなかった。




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?めぃろ?(プロフ) - うん……ごめんなさい、aloneの歌詞、大好きだったみんなたちって日本語のおかしくないですか?…なんか、頭痛が痛い的な意味になってる気がします。同じ意味が2つ連続でくっついちゃってるみたいな (2021年3月8日 22時) (レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
Live - タピオカ(^o^)さん» ありがとう! (2020年3月4日 21時) (レス) id: 629b599b72 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(^o^) - Liveさん» 続編も見たよー!メッチャ良かったよー (2020年3月4日 20時) (レス) id: d526aec2a1 (このIDを非表示/違反報告)
Live - タピオカ(^o^)さん» いらっしゃい! (2020年3月4日 13時) (レス) id: faa34a51fa (このIDを非表示/違反報告)
Live - ユンギ推しさん» うん!楽しみにしてる! (2020年3月4日 13時) (レス) id: faa34a51fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Live | 作成日時:2019年8月26日 15時

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