#26 ページ28
〈 A side 〉
パンPD「まぁいいよ。A、君はねどうせ BTSを抜けることができないんだから。」
一瞬目の前がぐらついた。
目を丸くして驚いている私をよそにパンPDは続けた。
パンPD「君は、この契約書がある限り君は BTSを止めることはできないんだよ。」
パンPDは、机から私の契約書を出すとひらひらと私の目の前で振りながら言った。
だけどその行動は、迷っていた私の心を吹っ切れさせてくれるには
丁度良かったのかもしれない。
A『そうですかパンPD、だったらこれでいいですか？』
ビリっ
私は、パンPDが持っていた契約書を奪い破り捨てた。
そのまま私は、社長室を出た。
私に楽しむことを教えてくれたパンPD。
私にアイドルの素晴らしさを伝えてくれたパンPD。
そんなパンPDが大好きだったのに…
こんな人だって知らなかった。
パンPDは信じていたのに。
信用していい人なんていなかった。
みんな大っ嫌い。
私は練習室の机の上に、みんなに向けての手紙を置いて事務所の入り口へと向かった。
なるべく誰にも会わないように。
だけどそれは無理な話で、事務所の出入り口直前で会ってしまった。
あの人たちに。
8人で仲良く並んで歩いてる。
みんなたのしそう。
その輪の中に私も入りたかった。
だけど私はもう BTSではない。
これで私は一般人。
BTSのキム (主人公)じゃない。
私はみんなに気づかないフリをして横を通り過ぎた。
マスクと帽子をしていて私には、誰も気づかなかった。
だけど私は、わかってる。
どうせ、マスクをしていなくたって、マスクをしていたって
帽子ををかぶっていなくたって、かぶっていたって
どっちにしろ関係ない。
だって、変装していなくたって私には気づかないことがわかってるから。
みんなの目には私は映ってない。
そんな自分に気付きたくなくて、やっぱり逃げた。
逃げてばっかだ、私…
最後ぐらい、気づいて欲しかったな、、、
なんて
そんなことを思ってる私はいつまで夢を見ているんだろうか。
いい加減、目を覚ませよ。
私は人生が変わったあの日から、心が死んだんだ。
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?めぃろ?(プロフ) - うん……ごめんなさい、aloneの歌詞、大好きだったみんなたちって日本語のおかしくないですか？…なんか、頭痛が痛い的な意味になってる気がします。同じ意味が2つ連続でくっついちゃってるみたいな (2021年3月8日 22時) (
レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
Live - タピオカ(^o^)さん» ありがとう！ (2020年3月4日 21時) (レス) id: 629b599b72 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(^o^) - Liveさん» 続編も見たよー！メッチャ良かったよー (2020年3月4日 20時) (レス) id: d526aec2a1 (このIDを非表示/違反報告)
Live - タピオカ(^o^)さん» いらっしゃい！ (2020年3月4日 13時) (レス) id: faa34a51fa (このIDを非表示/違反報告)
Live - ユンギ推しさん» うん！楽しみにしてる！ (2020年3月4日 13時) (レス) id: faa34a51fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Live | 作成日時：2019年8月26日 15時
