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サーファーのテヒョン ページ5
JM「波に乗りに行くのか、テヒョン？」
猫の目のテヒョンは、
そうだ決まっているだろう
という風に横柄に頷いた。
青緑のサーフボードと水着を見れば、
誰でも分かる。
サーファーのテヒョンは、
正直悔しいほどモテモテで、チャラく見えるが、
意外と硬派な男だった。
日焼けした浅黒い肌に、
彫刻みたいに整った顔にかかる黒髪短髪。
輝く茶色の目と、緑のピアス。
割れた腹筋に、胸飾りのサメの牙。
全てが神のバランス。
加えて気さくな性格ときたもんだから、
モテないわけがない。
格好の良い足を大股で、岩場の方へ降りていく
幼馴染の後ろ姿を、
どこか遠くから見つめていた。
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作者名：nana | 作成日時：2022年8月20日 22時
