夏の果 (ページ27)

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祭りの誘いページ27

翌日、いつものように海の家で仕込みをしていると、

テヒョンがやってきた。

TH「昨日の夜、ホソクと何してたの？」

A「なんでテテが知ってるの！？」

TH「この町で隠し事なんてできるはずがないだろう」

A「ただ偶然会って、話してただけよ」

TH「ふーん、」

つまらなさそうに、冷たい瞳を向けるテヒョン。

しばらくの沈黙の後、

TH「明日、海神社で縁日があるんだ。

連れてってやろうか」

A「えっ、なんで？」

TH「なんでって…」

A「だってテテ、私のこと嫌いじゃないの？」

苦しそうに顔を歪めるテヒョン。

A「ほらその顔、嫌そうっていうか苦しそう？

な顔よくするじゃない。

あと私の前だとあんま笑わないし」

TH「いいから、夜6時に迎えに行く。

絶対他の奴らの誘いにのるなよ」

その日は案の定、海の家の客からの誘いが多い。

NJ「明日屋台やるんだ、良かったらおいでよ」